自分が自分だと思うのはなぜなのか、考えたことはあるだろうか。
今回紹介する本は
「残酷人生論」 著 池田 晶子
この本、書き始めからアラサーさんが、
“おすすめ”してきた理由がわかった気がした。
生き方がわからない、
死に方がわからないと思い悩む人々よ、
あなたは生きることの何を、
死ぬことの何を、あらかじめ信じていたというのか。
この本は、まさに自分がどう考えるか、どう感じるか。
なにをどう捉えるか。
みなさん、一度は考えたことあるのではないだろうか。
なぜ自分は生まれてきたのだろうか。
これは、私は何度となく考えただろう。
主に思春期には、考えることが多かった。
でも、今は考えない。
なぜかって?
考えても意味がないと思っているから。
自分が生きている理由など、
決めることもできるし、決めないこともできる。
あると思えばあるし、ないと思えばない。
まさにそういうことなのだ。
この本を読んでいくうちに、子供も好きなのではないだろうかと思って、
池田晶子さんの別の本「14歳の君へ」をプレゼントした。
これを、私が思春期の時に出会えていたら…と思った。
なので、子供にはその機会を与えたいと思った。
わたしも今出会えてよかったと思う。
この本でも、いろんな言葉に出会えた。
“残酷人生論”
わたしは、嫌いじゃない。
むしろ好きだ。
考えるということは、残酷なことである。
ぐずぐず悩むことに人を甘やかさない、
ありもしない慰めで人を欺かない、
人生の真実の姿だけを、きちんと疑い考えることによって、
はっきりと知るというこのことは、
なるほどその意味では残酷なことである、と。
Written by なおこ
アラフォー女