猫とタンパク質・アミノ酸・グルタミン
ネコちゃんは #肉食動物 です。
以前にも言いましたが #炭水化物 はほとんど必要とせず、食事からの #タンパク質 を多く必要とします。
成猫は、 #雑食動物 よりも食物のタンパク質が2~3倍は必要と言われています。
ネコちゃんにとって、 #グルタミン は条件付き必須アミノ酸と言われ、重症(グルタミン要求が高い状態)でグルタミンが不足していると、超粘膜バリアが悪化し #菌血症 を起こす可能性があります。
ネコちゃんは炭水化物をほとんど必要としないのは、唾液にはアミラーゼが無く、腸・膵臓のアミラーゼ活性、小腸のジサッカリダーゼの活性も低いためです。
(#デンプン が利用できないというわけではない)
どちらかというと、デンプンよりも糖原性アミノ酸と脂肪を利用する代謝のため、グルコキナーゼ活性とグリコーゲン合成が少なく、結果的にグルコースの大量負荷による高血糖を抑える能力が限られています。
また多量の食事性炭水化物は、通過速度が速くなったり、結腸内微生物発酵の増加による有機酸の産生を増加させてしまうなどにより、タンパク質の消化率を低下させる可能性があるとの報告もあります。
このように肉食動物特有の代謝特性を持っています。
つまり、ネコちゃんは肉食動物です。
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