犬猫に塩分は必要
この記事でも上げました。
動物にとって、塩は良くないという認識が広まっていますが、
過剰な節塩・減塩はかえって健康を損なうことにつながります。
馬は厩舎においてある岩塩で塩分を補います。
ヤギは命がけで崖の岩塩をなめに行きます。( https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/3347/ )
食性の違い(草食、肉食、雑食など)により代謝の違いはありますが、
ナトリウムが生命維持に欠かせない重要な栄養素であることに
変わりはありません。
ワンちゃんネコちゃんに塩を与えてはいけないという誤解は危険で、
「味付けなしの手作り食」や「塩分が極端に少ないフード」を与え続けると、フラフラになってしまいます。
フラフラになったワンちゃんネコちゃんは、人と違って自分で袋を開けて塩飴で補うことができませんので、そのようになった場合は動物病院の点滴で補います。
獣医師も"塩分はダメ"だと言いながら、背中に点滴を入れる場合があります。
その時は、「この点滴には食塩換算で何gのナトリウムが入っているのですか?」と聞いてみてください。
塩分はワンちゃんネコちゃんにとって必要です。
塩が足りていないワンちゃんは、不足を補うためにパッド周辺やご家族の手足をよく舐めたり(愛情表現で舐めてきている訳ではありません)、
散歩にいくとよそのワンちゃんのオシッコを舐めたりしますが、
この塩分の不足状態が慢性化すると、尿路結石ができやすくなったり、腎臓の数値が上がり始めたり、軽い下痢・嘔吐で動けなくなるなど重篤な状態に陥ります。
このように、塩分の摂取を過度に控えることは危険です。
それでも塩分の与えすぎがこわいですか?
もし仮に塩分を与えすぎるとどうなるか。
基準上限を超える前に嗜好性が落ちてしまいます。
つまり、塩っ辛くておいしくないと感じるということです。
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