【必見】ストレスが原因の熱?機能性高体温症とは

皆さん、こんにちは、ドクターPです。

今回のテーマは『熱』に関する病気で、機能性高体温症と言われるものです。

この病気は、小児~若年女性に多い『体温が上昇する』病気なのですが、実は、最近すごく増えています。


それはコロナウイルスの関係で毎日登校前や出勤前に体温を測定する人が増えたためであると個人的に推測しています。


この病気は、体温が上昇が上昇するのですが、それ以外の症状は乏しく、血液検査でも異常がありません。


コロナ前であれば『ちょっと熱っぽいかな』くらいで体温を測定しなかったり、病院受診するほどでなかった人が、今や微熱があると、学校や職場から『コロナでないか検査してもらえ』と病院受診する人が増えたためだと思っています。


そもそも発熱は、最も一般的な症状の一つですが、その原因はたくさんあります。


多くは、感染症、特に風邪の原因でも知られるウイルスに由来するものですが、なかには、細菌による感染症や、免疫の病気、腫瘍などが原因としてみつかることもあります。


また、様々な検査によっても発熱の原因が特定できないこともあり、そうしたものは、医学用語で不明熱と呼ばれています。


今回ご紹介する病気は、特に若いかたの不明熱の原因としても多く、医療者にもまだあまり知られていないため、原因不明となって、時にドクターショッピングを繰り返し、無駄な検査や時間、労力、医療費を費やしてしまう可能性のある病気です。


機能性高体温症とは一体どんな病気なのでしょうか?


それでは、A子さんが機能性高体温症と診断に至るまでのエピソードをご覧ください。


お役にたてれば幸甚です。ドクターP



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