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土橋 悠宇(dobashi yuma)
2021年5月18日 19:50
10年前、19歳だった僕は岐路に立っていた。進学校であったため多くは進学の道へ。僕は音楽をやると決めて進学は絶った。それが18歳のこと。今でもあの葛藤や迷いは鮮明に覚えている。春が来て19歳になった。東日本大震災から一ヵ月ほど経過し、まだ日本は揺れていた。富士山北麓、河口湖町のキャンプ場でボランティアを募っているというラジオからの情報を当時母が車で聴き入れ、僕と弟に行ってきた
2021年5月17日 16:47
10年前、僕が高校を卒業する折に父が贈ってくれた本がある。星野道夫さんの「魔法のことば」。星野道夫さんは父の好きな探検家・写真家であった。本の一節の一部にこうある。“毎日東京で暮らしていて、学校へ電車で揺られていく。そういう都会の暮らしの中で考えたとき、今僕が生きているこの瞬間にも、北海道ではヒグマがどこかで生きているということがすごく不思議に思えたんです。"後に、ここを読んで