土橋 悠宇(dobashi yuma)
僕の1st album "Sain'o O"(セインオーオー)に収録されている全10曲の背景にあるストーリーを綴っています。
「越境森林」という音楽イベント開催までの道のりを綴っていきます。
足を運んでくれた皆様、本当にありがとうございました!! 都合をつけて、隣市や県内遠方、都内からなど様々な交通手段でお集まりいただき嬉しいったらありません。 練り込んだセトリも開演準備しながら頭の中でギリギリまでイメージ。ここにライブの醍醐味の一つが詰まってるんですよね。愉しみました。 打ち上げ&お祝いの乾杯も多くの方と共有できて嬉しい雰囲気になりました。 小沢さん 照明宅とカウンターと厨房の行ったり来たりの中、色は使わんという小沢さんに僕が懇願(笑)したRINCOLO名物
一昨日の2023ラストライブ「最後ノ祭」もいい夜でした。 会場の雰囲気で泣けてきました。日々の、言葉にならない想いが歌になる。 それを楽しむみんながいて、涙するみんながいて、そんな空間を作る仲間がいて、場所を構えて待っててくれる人がいる。 思い返すと涙が出そう。 今年も色々なことがありましたね。 みなさんはどうでしたか。まだ晴れない何かもあるかもしれないし 言えずにいる何かを抱えている人はきっと身近にもいるはずで、今にも奪われていく命が世界にはあるんだろうな。 全く呑気な
先週11月14日の朝 娘が産まれて、時間の流れ方が変わった。 せわしなくなると思っていたけど逆だった。 時間が増えた。自由が増えた。 このあとまたどう変化するのかは、わからないけど。 そう感じるようになっただけかなと思ったけど、習慣も変わっていた。 まずiPhoneをどこに置いたのかわからなくなることが多くなった。 どれだけ依存していたんだかと思う。楽器より触っている時間が長かった。 これはいけないな。 浮かんだメロディはボイスメモに、歌詞はEverMemoに、ライブス
今年のテーマはなんとなく「冒険」だな、という気がした。 これまで、生きること自体が旅だとか思ってきた。 どこに行こうと、どこにも行かなかろうと。 旅という言葉は魅力的だ。 その想いは変わらないまま 冒険という言葉が放つ無鉄砲さに吸い寄せられた。 僕は、自分に対する理想像に反して保守的なところがある。 偉大な冒険家、または名を残す冒険家は臆病だと言われる。 北極に行ったわけでも、太平洋をセーリングしたわけでもないから何一つ確信はないが、一理あると思う。 生きるか死
目的地など あってないようなものだなんて 言い聞かせては また行き先を探している かつてないほどの 大きな分かれ道 どっちへ行くべきか 考えあぐねている あとどれくらいの悲しみが僕を 待ち構えているのだろう あとどれくらいのさようならが僕の 前に立ちはだかるのだろう あとどれくらいの光が僕を 照らしてくれるだろうか 僕たちはついつい 未来のことって 気にかけてしまうよな でもこの先のことなんて この先に任せようよ あとどれくらいの悲しみが僕を 待ち構えていようと あと
もう少しでまた、地球が太陽を一周し終えます。 思い返せばまたしても濃密な一年間。 大型フェスGO OUT出演も、芸術空間あおきでのソロコンサート第1回開催も、1stEP「Songs from Jurigi」リリースも今年でした。 他にも色々なところへ足を運ばせてもらいました。 Liveを、本当にたくさん演りました。 マシンライブmute.にもチャレンジできて音楽的にとても実りがありました。 たくさんの新しい出逢いをいただき、 これまでのご縁も大切に、育めた年でもありま
なにかが終わったのだ ということはわかる。 もう次の章は始まっているのに "名残"は思いがけず強く、 終わりとはじまりの交叉点で 僕は足踏みをしている。
ささやかな歓びをここに記します。 今年に入ってから実は密かに、長いことエネルギーを使って探し続けてきたアンプがついに、手に入りました。 どれがいいのか、そもそもなにがあるのか、から始まった旅でしたが、今や所有したことも使ったこともない真空管アンプに並々ならぬ執着まで持つようになってしまいました。 音の違いや、まつわるうんちくは語ればキリのない世界でしょうから一言で著すと、"浪漫"です。 本当は浪漫以上のモノがありましょうが、いいんです。 damien riceが使っ
木立に囲まれた芸術空間あおきは各地で記録的猛暑に見舞われる中でも、いい風が吹いていました。 それでも汗だくになりながら準備を進めていきましたが 始終いいエネルギーを感じていました。 このイベントの成功の予感がひしひしとありながらも、 終えるまでわからないスリルもあります。 そうそう、会場に入る前に麺屋ブルーズで初の銀そばをいただいてきたのですが あおきのオーナー屋久さんもブルーズの大ファンだそうでひと盛り上がりしました。 そんな和やかな雰囲気の中、 リハーサルまでひと
2ヶ月ほど、チューブアンプを探しています。 YouTubeで聴き比べたり、東京に試奏しに行ったりして、愉しい時間です。 Micro CUBEは気に入っているけど真空管は浪漫です。 なぜかいい。という音の魅力の不思議を直球で感じさせてくれます。 真空管の種類、経年に依る変化、どこをとっても個体差による若干の違いなんかもあって奥が深いです。 いいと感じる音の質感はきっとある程度人類共通なんだろうと思います。 いい演奏は勿論のこと、出す音も出来うる限り美味しくしたいのでこの
過去作にこだわるのは違う、今が全てだ。 ってのと 生まれた作品はいつまでも丁寧に届けたい。 って思いは共存している。 なにごとにも相反する感情が天秤の両方に乗っかっている。 あるときは片方に傾き、反動で反対に傾き 釣り合いが取れることさえある。 マイルスデイヴィスが過去作を一蹴したのも、 昔の庵の火が絶えることがなかったのも、 どちらもわかる。 生まれたものも大事に思いながら これから過去に囚われずに生んでいこう と思う。 それを前々から書いておきたかったです。
ある人が好きだと言っていたJeff BeckのBlow By Blowというアルバムを聴いた時に、これめっちゃ好きなジャンル! なんて言うんだろうと思ったんだけど Apple Musicにはフュージョンって書いてあって、フュージョンってこういうのなんだ!と今更ながら思った。 ジャズとロック混ぜたみたいな感じだという感想までで フュージョンがどんな定義かはよくわからないまま。かっこいい。 聴ける人はぜひこちらで!こっちの方が音がいいです。 レコードある人は羨ましいです。
今日というなんでもない日が、誰かにとっては特別な意味を持っています。 僕にとって6月12日は3年前から特別な日。 産まれたての野良だった黒猫のジジとはじめて一緒に寝たのが2019年7月31日の夜。 友達の家の庭に数日間留まった彼の誕生日は知り得ません。 どんな境遇でそこにいたのか知らないけど、それは確かな縁を感じる出逢いでした。 出逢ったときに生後1か月だったということから6月12日を誕生日にしました。 彼がうちに来てから、それはそれは多くの幸せをもらいました。
大勢のおたまじゃくしが沈んでしまいました。 カエルになることなくして。 薬剤を投入されたようです。 この形からあのカエルになるなんてあまりにも不思議だなぁと、毎日覗き込んでいたから寂しいです。 これも商売のためか。 人が生きるということはなんて多くの犠牲の上に成り立っているのだろう、とスシローで注文した皿が来るのを心待ちにしながら考えていました。 切り身になる命もあれば、その目の前で、どう生きようかとあまりにも真剣に考える命もある。 どこに公平さなどありましょうか。
ありがたいことに今世での30年目を好きなことを好きなようにやって迎えることができました。 お陰様です。 幸せが人生のゴールなら、僕はもう目指すものも場所もないです。 少し前までは、もっとこうなりたい、とか、こうならないとあの人のためにはなれない、とか思う部分があったのですが このところの僕は、なんだかんだで運命は漠然と決まっているんだろうなと思っています。 であるならば、自分の力でどうこうと、誰かにこうしてもらってとか、やったってあまり大きな成果には繋がらないだろうと
7年乗った車を手放すときが来てしまいました。 深い愛着のある車です。 壊れても壊れても、直して直して乗り続けるつもりでしたが、"潮時"という力は思いのほか大きい。 生活にもっと余裕があればずっと乗ってやれたのかなとか思ってはみるものの、現実は淡白です。 それはそれは色々な所へ連れて行ってくれた車です。 中古で買ってから7年で10万km弱。178,000kmになります。 思い出まで消えるわけではないのになぜこんなに喪失感があるのでしょうか。 僕は物にも人にも、執着