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〝言葉の力〟でQOLアップ。闘病中の放送作家が実践した方法。

壊死性膀胱炎とかいう激レアな病気が発症して、3ヵ月。
カテーテル(管)なしの生活になって、1ヵ月。

僕の闘病生活~第二章~は「順調」です。医師も驚くほどの回復ぶり。

薬局がドン引きするほど大量に処方されたプレドニン、さらには規則正しい生活と食事改善によるところが大きいのでしょう。

しかし、僕はもうひとつ要因があると思っています。それは……、

〝言葉の力〟です。

この記事でも書きましたが、僕は病気が発覚してから〝習慣〟にしていることがあります。

メモアプリの活用です。

基本はこんな風に、行動と出来事を記録しています。

6時 起床 血圧測定(数値)
7時 弁当準備 朝食(メニュー) 薬
7時半 排尿(量)と便 膀胱と前立腺チクチク
8時 病院へ(検査結果と感想) 
11時 シャワー 体重測定(数値)
12時半 昼食(メニュー) 薬 
13時 排尿(量) 〇〇打ち合わせ

あとは健康に関する豆知識とか、試してみてよかった/悪かったこととか、生活している中で気付いたこととかも書き加えていく。

そして、大事なのはこれです。

自分の〝心の声〟を書くこと!
ポジティブなことも、ネガティブなことも、ぜ~んぶ。

苦しいとき、どんなことに支えられたか。
できることが増えたとき、どんな気持ちになったか。
どんな未来が待っていたらうれしいか。

とにかく自分でほめる、ねぎらう、奮い立たせる!

今、僕の原動力になっているのは、3月20日に書き込んだこの言葉です。

「理想は膀胱の機能を取り戻すこと。なにひとつあきらめるな!」

この時期の僕はというと、一命を取りとめられてよかったという状態。医師からは、膀胱の全摘出は避けようもないと言われていました。

選択肢はふたつ。人口膀胱か、小腸で代わりの膀胱をつくるか。

しかし、どちらを選んでもデメリットはあるわけです。

それなら、と僕は考えました。

受け入れてしまうのは早い。第三の選択肢=最大級の理想をねがおう、と。

だって、最初はステージⅣのがんと思われていたのが、覆ったんですよ? がんでさえなかった。なにが起こってもおかしくないでしょう?

そのおかげとは言い切れませんが、現在、僕の膀胱は徐々に機能を取り戻してきています。

先日の検査では「おー、キレイになったねえ!」と医師が感嘆の声を上げました。

「摘出しなくてもいいかもしれないね」

そんな言葉を聞くこともできました。まだ先は長いですが、あきらめなくてよかった。

……でね?

気になった方もいると思うんですけど、ネガティブなことも書いてください。

嫌なことに対して、どうストレスを感じたか。
不安に思っていることはなんなのか。
口には出せない不平不満。

とにかくモヤモヤをハッキリさせて、吐き出してしまう!

実践してみると、不思議と心が軽くなります。視野が広がります。

こちらで書いた気付きも、僕はメモのおかげだと確信しています。

最近、僕が書いたのは子育ての悩み。うまく解決まで持っていけるといいのですが。

最後に、書いた〝心の声〟にもう一工夫。これは〝言葉の力〟をさらに強くしてくれるのでオススメです。

では、イメージしてみてください。

書いたあと、心の中で〝ふたつの箱〟を用意する。
ひとつは〝宝箱〟で、ひとつは〝ゴミ箱〟。

ポジティブな声は〝宝箱〟へしまう。
ネガティブな声は〝ゴミ箱〟へ捨ててしまう。

イメージしにくい方は、書いた声にこんなマークを付けてみましょうか。

ポジティブな声には〝🎁〟
ネガティブな声には〝🗑️〟

宝箱メモとゴミ箱メモを新たにつくるのもあり。自分に合った方法を見つけてもらえたらと思います。

悩めるあなたの〝QOL〟が少しでも上がりますように。

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せき|放送作家|オリックス&ジャンプ好き
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