3曲目が明らかになっていたタイミングで2曲目の話をするという怠慢ぶりだけど、全曲の論評を自分に課しているので書く。 サウンドの基本的な傾向は一連のシリーズと同じく、低域がなくて音がでかくてラウドネスノーマライゼーション下で不利な音。ただ、それを是とする強い意志も同時に聴き取れるので、全く問題はない。 原曲比の特徴としては、Bassの処理が挙げられる。 原曲はBassをとにかく前に出す処理がなされており、マスタリングも相まって120Hz近辺が煩わしい印象を受ける。Mix
久しぶりにnoteに投稿する気になった。 というのも、表題にある楽曲にまたしても大きな衝撃を受けたからだ。 まずはその選曲だ。 2期のトップバッター曲ということで、1期のいきものががり「気まぐれロマンティック」ような調子で行くと、おおかた福岡の後輩ことYUIの「CHE.R.RY」あたりが来るものだと想像していた。 しかし予想は大きく裏切られることとなった。 一発目でこれかい…。 明らかに離別の予感を匂わせてるけどいいのか…? 「元高木さん」という、長期的に見れ
・ALLEN&HEATH ZED-R16 個人売買/30,000円 厳密には去年の今頃届いたのだけど、フル機能が使えるようになったのがドライバの関係で4月ごろになったとか、いくつか理由があるので今年の機材ということに。 長年の夢であった個人でのミキサ所有。それがいきなり4bandPEQ、18in18out A/D・D/AつきというレコーディングPAミキサというキメラで、我ながらとんでもない初ミキサだと思う。 全部入りゆえの信頼性のなさもちらちら顔を覗かせるなか、それを完全
ひと月ほど前から「からかい上手の高木さん」に熱を上げっぱなしである。 Spotifyでカバーアルバムを再生しまくることに始まり、アニメを視聴し、原作を読み、気がつけばアルバムの文脈を読み解くことが課題となっていった。 なぜこの選曲なのか、なぜこの音づくりなのか、バラバラなアーティストの曲のカバー集でありながら高いコンセプト性を感じさせる根源は何なのか。疑問は尽きないが、現時点で考えられるだけのことを書いていこうと思う。 今回は選曲の時代性について考察した。アラサー殺しの
以前の評はこちらから CDを購入したということもあり、以前の記事では言及していない追加の評を著しておこうと思う。 #2「AM11:00」 男女ボーカルなので音域が広く、ラップパートもある難曲だが、それを感じさせないボーカルの技が光る。「連れ去ってくれてもいいから」の、声が裏返りそうなところ、実にいい。ラップパートについても、男性目線であり男性ボーカルの詞ながら違和感のない歌いこなしであり、自然なのにハイレベルな仕事をやってのけた印象を受ける。 #3「自転車」 ちょうど自
亀渕昭信の本で紹介されていたリスナーからの手紙に、「カメ、実は俺とてもコウフンしているんだ」という書き出しのものがあった。彼はThe Beach Boysの音楽に対してそういった想いを抱いたようだったが、僕が置かれている状況もまさにそういう感じだろうと思う。正確に言えば、今まで様々なコンテンツで心を昂ぶらせてきたが、今回の感覚は今までに感じたことがない。 ことの始まりはこのツイートだった。 懐かしい曲だなー、とまたそういう手合か、という浅い考え混じりにリンクをクリックし