ディスカヴァー社員に「出版社あるある」聞いてみた。
こんにちは、note担当のみやたです。
なーんかおもしろい企画したいな~と思い、今回は社員に「出版社あるある・本好きあるある」を募集してみました!
するとお祭り大好きなみなさんがたくさん回答してくれました!
ディスカヴァーのあるあるから、本好きなら誰しも共感できるだろうあるあるまで、たくさん集まったので選りすぐって紹介していきます!
【仕事編】
編集者の机と言うと、
高く積みあがった本、散乱している原稿、机が見えないくらいとにかく汚い…
みたいなイメージをお持ちの人が多いかもしれません。
ディスカヴァーはというと…なんと超きれい!!!!!!!!
というかフリーアドレスで、「編集の机」というものがないのです。
かつてフリーアドレスではなかったときは、皆さんが想像しているような(それよりもひどい)机があったとか、なかったとか…。
これはどこの出版社でもあるあるなのではないでしょうか。
毎月こんな感じで新刊の表紙の投票が行われています。
表紙は最初に目に入るものなのでとても重要。それだけ編集も迷います。書影はたくさんのパターンから選ばれ、生き残った猛者なのです…。
これはディスカヴァーならではのあるあるかもしれません。
ディスカヴァーは「直取引」という形態で、取次を使わずに書店さんに書籍を卸すため、営業は全国の書店さんに訪問しています。
公共交通機関があまりない、タクシーで行くしかない書店さんにもお伺いすることも多いため、交通費精算が大変になるのは避けられません。それだけ遠い書店さんに行くのも楽しいですけどね!
とにかく略す。なんでも略す。タイトルは特に略す。
ディスカヴァーのミリオンセラー『うまくいっている人の考え方』は「うまく」で通じますし、『何をしてもうまくいく人のシンプルな習慣』は「何プル」です。そこを取るんだ。
「サピ本」は『10万人以上を指導した中学受験塾 SAPIX(サピックス)だから知っている 頭のいい子が家でやっていること』です。
同様に、他出版社の本も略して呼んでもだいたい通じますね。
そんなわけないです!!!
でもやっぱり校了前はみなさん忙しそうですね~。
【書店編】
みなさんは奥付見たことありますか?
奥付とは、本の最後のページにあることが多い、本のタイトル、著者名、発行者、発行所、発行年月日などが記載されている部分のことです。
いろんな情報が載っていて、制作側としては参考になることも多いですね。
ちなみにディスカヴァーは社員全員分の名前が入っている珍しい奥付なので、ぜひ見てみてくださいね!
書籍の表紙に携わる人は意外と限られているので、たくさん見ているとデザイナーやイラストレーターがなんとなくわかるようになります。
そこまできたらかなり出版業界に染まっていると言えるでしょう…。
これは多かったし私もすっごくあるあるです!
積んである本がちょっとずれてたり、帯がちょっとずれてたりすると、自社の本じゃなくてもきれいに整えたくなってしまうのは出版社社員の性なのでしょうか…。
これも多かった!
自分たちが出している本はどんな展開をされているのかは、営業や編集じゃなくても気になるものです。
いい展開がされていたらひとり静かにハッピーになりますね!
ほとんどが営業経験者で、全国に出張しているディスカヴァーの営業ならではかもしれませんね。
全国の書店のなかで主要なお店は、場所や立地、客層などはだいたい頭に入っている人が多いです。
何か目的があって書店に入っても、一旦お店は全部見て回るというのは出版社社員の性かもしれません…。そのときに導線や客層を無意識にみているのは営業経験者の多いディスカヴァーならではなのかも。
書店営業って、書店員さんに時間をおさえてもらって商談するのではなく、手の空いているときに対応してもらうことがほとんど。
レジも品出しも大変な中対応してもらっていた経験から、その忙しさはとてもよくわかるので、日頃からできる限り負担をかけないようにしようという意識が強くなりましたね。
【マインド編】
「○万部突破!」などはよく聞くのではないでしょうか?
そこで「何刷りか」が気になるのは出版社員ならではかもしれません…。
「刷り」というのは、初版=1刷り(最初に本を作った数)に加えて追加発注するたびに増えます。
何刷りかがわかると、どのくらいの勢いで売れている書籍なのか、ロングセラーなのかなど分かることが増えます。
絵本を買うときは刷り部数を見るという社員もいました。
知りたい。誰か教えて。
ほんまそれな!!!!!
毎月何十冊も読んでいるように思われることもありますが、意外とそんなに読んでない人も多い。
ちなみに私は仕事で読む本含めて5冊くらいですかね…。買う量と消化量が見合ってないタイプです。買ったら満足しちゃう。
まちがいない。
営業時代、商談終わったらおすすめ本を聞き合う書店員さんが何人かいました。みなさんそれぞれ個性があっておもしろかったですね~。
営業から離れて、この時間がなくなってしまったのが結構悲しいです。
でも自分でおすすめするのはすごく難しい。
とにかく本を読んでいる人がいるとみてしまうのはあるある。
ブックカバーをしている方が多いので、あまり何を読んでいるかわかることは少ないのですが…。
本を読んでいる人がいると、自分に関係なくてもちょっと嬉しくなるのは、本好きだからでしょうか。
こんな感じでした!いかがでしたか?
本好きなら誰でも共感できるものや出版社社員ならではのもの、ディスカヴァーならではのものまで、さまざまありましたね。このほかにもたくさん集まりました。みんな協力してくれてありがとう。
出版社に勤めていながら、好きな本など自社本以外のことを話すことがあまりないので、今回この企画を通してあらためて「本」を愛する人が多いなと思いました。
みなさんのあるあるもぜひ教えてください~!