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25時ごろ、待ち合わせ。

200
今日はどんな日でしたか。 25時頃、大切な今日を想って書く文章です。 2019.7.8〜2019.12.31
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#心

#16 まよなかの沿道

#16 まよなかの沿道

どうして真夜中がこんなに自分にしっくりくるのか、心地いい夜の外にその理由をみる。

隣の区へ引っ越した。
ここは色々な香りがする。
新しいものも古いものもたくさんある。

10年くらい前に書き出した、
「トロイメライ705」という小説。
フィクションとノンフィクションの境界が混ざった世界。
自分の幼少期の視界を色濃く反映したその小説を書き進めるうちに、
私は自分の生まれた海辺の町に強く依存した。

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#15 夏至の夜に。

#15 夏至の夜に。

世界が追いつけないスピードで変わっていくのを、あなたは感じますか?

目まぐるしい日々は途切れとぎれ。
記憶の混濁。
たまに目を開けたまま眠っているような日がある。

沢山の人と接すたび、
自分は今どこにいるんだろうと迷子のような気持ちになる。
あなたは宛らエモーショナルなドラマの主人公のよう。

真実が見える時、それはその瞬間を迎えるまで希望であるか絶望であるか分からない。
最近パーソナルな会話

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#11 25時じゃないけど。

#11 25時じゃないけど。

最近、note文芸部仲間い〜のさんのツイキャスをよく聞いている。

聞き取りやすくて耳に心地いい声と、テンポのいい話し方。
ゲストに来る方々も直接関わりがなくても知っている方が多くて、ああこんな声でこんな風に話すんだなぁと急に輪郭を帯びてくるのもなんだか面白い。

今まで表現や趣味の為のSNSを色々なシーンで活用してきたわけだけど、note界隈って類を見ないほど基本穏やかで平和だなぁと感じる。

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#8 ゆめの中に在る町。

#8 ゆめの中に在る町。

夢を見ない日の方が少ない。
それは覚えてる限りのずっと昔からそうだ。

前にも少し書いたけど、子供の頃から20代中頃まで、何パターンかの同じ怖い夢を繰り返し繰り返しみていた。
またこれか、あのシーンまでいかないと目は覚めないな、と冷静に俯瞰しているのに恐怖の値はまるで変わらない。

同じ螺旋階段。同じマンション。同じ洋館。
同じ廃遊園地。同じショッピングモール。

何度も、何度も、何度も。
いい加

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#148

#148

仕様もないことを仕様もないまま話してしまった。
遣る瀬無い気持ちは、当然遣る瀬無いまま。

いい加減、逆さまの言葉で話をするのはやめなくちゃいけないな。
気持ちとシンクロしていた今までの言葉に、
現在の自分は違和感を感じている。

心と言葉がちぐはぐ。
気持ちに合わせていこう。
もっと丁寧に、前向きな言葉を使いたいでしょう。

今日はどうしても苦手に感じてしまう人のことを
ずっと考えていた。
なぜ

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#121

#121

相手に対して、
自分の中にネガな感情がよぎる時
大体の場合問題を抱えてるのはこちら側だったりする。

ネガティブを紐解くのはさじ加減がなかなか難しい。
昔は見て見ぬ振りをしたり、
無かったことにして自分を守っていたかもしれない。

そんな時間を長く過ごした後に生まれた、
〈向き合う〉という選択肢。

それが出来るようになって、
やっと自分の弱さや至らなさを本当の意味で受け入れられるようになってきた

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