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25時ごろ、待ち合わせ。

200
今日はどんな日でしたか。 25時頃、大切な今日を想って書く文章です。 2019.7.8〜2019.12.31
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#25時

#19 take a picture of a beautiful view

#19 take a picture of a beautiful view

誰かが撮った写真、
そこに写る海を眺めていた。

黄昏時を写した写真の中で、優しい風が流れているのを

どこか〝その人のようだな〟と思った。

写真を撮ったその人が見ていた景色。

刹那、感じていたであろう自然の手触りを、
写真の向こうから感じる。

その人の視界と私の視界がひとつに重なり、
そのうち、

宵を待つ海辺に伸びた薄い影は、ふたつになった。

隣りでシャッターを切る横顔をみつめた。

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#15 夏至の夜に。

#15 夏至の夜に。

世界が追いつけないスピードで変わっていくのを、あなたは感じますか?

目まぐるしい日々は途切れとぎれ。
記憶の混濁。
たまに目を開けたまま眠っているような日がある。

沢山の人と接すたび、
自分は今どこにいるんだろうと迷子のような気持ちになる。
あなたは宛らエモーショナルなドラマの主人公のよう。

真実が見える時、それはその瞬間を迎えるまで希望であるか絶望であるか分からない。
最近パーソナルな会話

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#107

#107

今日は空気が柔らかかったから、
朝から過ごしやすい気候だったな。

今日のような秋の日がもう少し長く続いてくれたらいいのに。

日々が回っている感覚。
眠れないのも、苦手な人もあんまり変わらないまま、
毎日が後ろに過ぎていきます。

大好きなばっかりではいられないけど、
優しい時間が流れる毎日でありたい。

秋は少しだけ感傷的になるみたい。

熱と冷たさを繋ぐ、過渡の季節。

おやすみなさい、また

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#52

#52

ある状況下において何故かうまく付き合えない人がいる。
その人のやることなすこと全てに心を乱される。
声や話し方まで苦手になってくる始末…。

今までの経験から多分自分の心の問題なのだろうなぁと感じているけど、
俗に言う"生理的に無理"という名の現象はどうしたらいいのだろ。

相手が悪いわけじゃないから、
我慢するしかないのかなぁ。

どこへいっても対人問題は付き物だけど、
なんだかもうめんどくさい

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#51

#51

焼け爛れてしまいそうな暑さはどこかへ。
日陰はもうだいぶ涼しくなってきた。

お気に入りのシャツ。
よくかぶる帽子。
大切な夏を彩っていた音楽。

それらを連れて、大好きな路地裏散策。

約束まで少し時間がある。

太陽って温かいな。
照らし出された路地の、電柱や電線の影。

古民家のような和菓子屋さん。
手を繋いで歩く老夫婦。
通りを過ぎていくまだらの猫。

私の目の中に、魔法がある。
心の中

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#50

#50

色々な人が色々な事を言う。
様々な言葉を使う。
統計学的な 感情論的な 神秘的な 打算的な。

その人の本当の言葉で話すとき、経験則からしか真実は語れない。
全ての人に等しく当てはまる事実なんて、
本当はきっと、ほんの僅かもない。

見たいものを見て、聞きたい言葉にだけ耳を傾ける。
そうしてできたシャットアウトされた世界は居心地がよかったですか。
私は苦しくて、息ができなかった。

なにを信じるの

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#49

#49

頭が割れそうに痛くなった。

チョコレートを食べる。

ぼんやり。

目線をさげると、なんだか飲み込まれそうな気がする。

だから今は、前を見て 疲れたら 目を閉じる。

おやすみ。

また明日。
#25時ごろ待ちあわせ #25時 #日記

#48

#48

夏がどこかへ行ってしまう、支度を始めたようです。

今日は涼しかったから、
現在地点が夏だったということを思い出した日でした。

季節は移ろう時にこそ、その色が1番深くなるような気がする。

夕方出かけた帰りに寄ったコンビニの棚に、
手持ち花火が置いてあった。
これこそが子供時代のなんてことない夏の象徴だったのに、今日までそれを忘れていたことが少しショックにも感じた。

小さな夜空を地面の上に再現

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#47

#47

今日は前職と現職の定期メンバーで、
数ヶ月に一度開いている飲み会の日でした。

明るくお話好きな方々。
私は話題の中心になってワイワイ話すようなタイプではないですが、
毎回声をかけて頂けるので顔を出しています。

仕事、って一体どういうものでしょうか。
社会の中で生きていく時、
小さな事に囚われすぎていると本質を簡単に見失う。

全てに言えることだけど、
どこに重きをおくべきなのか 全体像を見据え

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#46

#46

今日は友人カップルに会いに大宮へ行きました。

和カフェに行きたいと前から話していたので、
お昼がてらLUMINEに入っている田むらさんへ。

梅のきしめん初めて食べたけどすごい美味しかった…。ハマってしまいそうです。

昔働いていた職場内で〝スイーツ部〟なるものに所属していましたが、その時よく和カフェに連れて行ってもらっていたのを思い出しました。
当時よく飲んでいた くき茶をセレクト。

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#44

#44

帰りの電車で、
スマホに入っているメモ一覧をみていた。

アイデアや言葉が浮かんだ時、昔から携帯にメモをする。
一番初めの、初期微動のような洗練されていない無骨な言葉の羅列。
詩や歌詞や、物語や日記や、単語、色彩描写、
自然のリズムなど。
メモの中には様々な言葉が眠っていた。

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2015年、11月17日 9:40

お昼のワイドショー。

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#43

#43

他人の本棚ってきっと面白いだろうなぁと常々思う。

本棚に残しておく本には、
きっとその人のフェティシズムが垣間見えるだろうし
誰にも侵せないある種の聖域な気がするから。

もし誰かが〝あなたに似合うと思って〟と言って何か本を贈ってくれたとしたら、相手の中の自分がきっと見えるだろう。

本ってなんだか、特別な空気をもっている。

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今日は食事の後に閉館40分まえくらいの本屋さんに同僚友人と

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#42

#42

道に迷うのが好き。
知らない道に迷い込むことこそ、散歩の極意な気さえしている。
より魅力的な道を選んで、どんどん知らない場所へ。

線路沿いの道から路地裏。
乗るはずだった色の電車がもう何本も通り過ぎていった。

知らない路地の知らない建物を眺めるのも良い。
自然美と同じくらい、人工物が織りなす不思議な美しさが好き。

時代に取り残されたような、
廃墟めいた団地の規則正しい窓の配列。

今はもう誰

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