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30代~40代前半のビジネスマンが直面する葛藤:メンタリングで自己再構築への道


30代~40代前半のビジネスマン向けのメンタリングガイド。キャリアと人生の転換期に立つあなたに、自己再発見を促す洞察と実践的な手法をご紹介します。実生活に基づいたケーススタディ(メンタリング実践事例)を通して、自己理解を深め、持続的な成長の道を探りましょう。VUCAの時代、人生100年時代では、このガイドをどう読むかが、自明の差を生むでしょう。


30代~40代前半のビジネスマンが直面する葛藤:メンタリングで自己再構築への道








30代から40代前半のビジネスマンはキャリアの中盤に差し掛かり、家庭と仕事のバランス、自己実現、人間関係など、さまざまな葛藤に直面します。この転換期においてメンタリングは自己再構築への重要な手段となります。

ダイアリー式メンタリング」を通じて、彼らは自分自身と向き合い、深い「気づき」を得ることができます。本記事では2人のビジネスマンの実践事例を通して、彼らがどのように葛藤を乗り越え成長したのかを探ります。


本記事はメンタリングの実践事例を基にして作成されたYouTube ダイアリー式メンター Haraのラジオ # 20 「男性 (30代後半)2本立てのふり返りとポイント 人生の転換期シリーズ # 7」 を読みやすいブログ記事にアップデートしました。



ケーススタディと気づき


共通する課題(2人のケース)
人生の転換期は岐路。ここでの選択/決定をする際に自分と向き合う  
・他者との関わりによるアイデンティティが弱い
自分の望ましい姿を実現させるためには、他者との関わりによる成長が不可欠
思い込みの修正/解消
仕事の専門性が高いとは言えない
自分の人生を評価する自分のモノサシがない
🚩 現世は
ネバーランドではありません

ダイアリー式メンタープログラム実践事例



1. だいすけさん(共働き、子ども2人)仮名

家庭と仕事のバランスと自己受容

だいすけさんは経済的負担の増加と夫婦間のコミュニケーション不足に悩んでいました。

課題
・家族の経済的負担増もあり収入アップ希望
収入アップするためのキャリアを見直すと専門性が高いとは言えない
共働きの妻とのコミュニケーション不足 妻のフラストレーション
収入アップには妻の理解や協力も必要だが、日ごろから妻への理解と協力が不足している 
自分の軸(自分らしさ)がよく分からない

メンタリングを通じて、彼は自分の価値観と家族に対する責任感を再確認。

特に「妻のありのままの姿を認め受け容れること」は彼にとって大きな課題でしたが、これを乗り越えることで、夫婦関係が改善し、仕事への集中力も回復しました。
 

2. けんとさん(シングル)仮名

キャリアの方向性と自己認識

けんとさんは管理職昇進の打診を機に自己のキャリアと人生の方向性に迷いを感じていました。

課題
・管理職昇進の打診をきっかけにキャリアの岐路にあることに気づく
現状維持を希望(現状維持のデメリットを考えていない)
管理職になりたくない。だけど年上部下になるのも嫌
・キャリアを見直すと専門性が高いとは言えない
自分の軸/自分らしさ? なぜ働くのか? 将来像も特にない

メンタリングでは、彼の内面的な葛藤と向き合い自分らしさを見つめ直すプロセスを重視。

彼は自分の能力や価値観を再評価し、「管理職になる前から決めつけず自分の感情が思い込みから来ているのか能力不足からなのかを見極める」ことが重要だと気づきました。他者との関わりを含む管理職に求められる能力・スキルは起業/フリーランスの道に進む人にも求められ、役立つこと。
 


🚩 人生100年、VUCAの時代そして社会では、自分の強み、仕事の仕方、価値観を知り、自らが公私ともにマネジメントしなければならない
「自分は何ものか」「自分の人生の目的とは何か」「自分の人生の成功とは何か」の問いに対して、メンターはどう考えたらよいかを助言する

数多のメンタリングを通して得た実感



どのようなアプローチやプロセスを通って二人は気づきを得たのでしょうか?


メンタリングのアプローチと気づきのプロセス


メンタリングでは傾聴、受容、共感に重点を置き、質問の力を活用して自己対話を促進します。だいすけさんとけんとさんは、メンターからの効果的な質問を通じて、自分自身の深い部分と向き合い、自己認識を高めました。このプロセスは、彼らが自分の価値観信念、そして人生の目標を再評価するきっかけとなります。 


メンタリングのアプローチは自分自身と向き合い自分らしさを見つけるための質問を繰り返すこと。例えば、

最も大切なものは何か?
それって絶対?誰が決めたの?
望ましい姿とそれを実現するために必要なことは何か?」など

🚩 自分の価値観や思い込みを見直し将来のビジョンと行動計画を明確にすることが重要。 



自分自身をふり返り現在位置を理解し改めて作り直していく理論を見てみましょう

自己再構築のステップと実践的な理論

自己再構築には実践的な理論と具体的なステップとが必要です。たとえば、「自己決定理論」は、自分自身の内面的な動機づけを理解し、自己成長を促進するための有効な枠組みを提供します。また「マインドフルネス」は、自己受容と現在の瞬間への意識を高めることで、ストレスを軽減し自己認識を深めるのに役立ちます。


自己決定理論は、人々がどの段階に位置しているかを理解するための有用なモデル。さらに詳しく知りたい方は、pdfファイルをご覧ください 👇


📝 マインドフルネスとは
今この瞬間の自分の心身や周りの状況に集中し、自分の思考や感情、行動などについて善悪の判断や評価をせず、ありのままを観察する方法。ストレスの軽減や集中力の向上につながります。日常生活の中で簡単に実践できる例としては、朝のコーヒーの香り、散歩中の自然の音、食事の味わいなど。





次にメンタリングにおける
自分自身と向き合い
自分らしさを改めて形成するためのステップをご紹介します


自己再構築のステップの提案


自己認識の向上
自分の価値観、強み、弱み、欲求を理解するための自己評価を行います。マインドフルネス、瞑想や日記をつけることが役立ちます。

目標設定
長期的なキャリア目標と短期的な行動目標を設定します。SMART(具体的、測定可能、達成可能、関連性がある、時間的な枠組みがある)基準を用いると効果的です。
 
行動計画の策定
目標達成のための具体的な行動計画を立てます。必要なスキルの習得、ネットワーキング、メンターとの定期的なミーティングなどが含まれます。
 
実行と評価
行動計画に従って実行し、定期的に進捗を評価します。挑戦と成功を記録し、必要に応じて計画を調整します。
 
フィードバックとふり返り
メンターや同僚からのフィードバックを受け入れ、自分の行動と結果を振り返ります。成長のための学びを見つけ、次のステップに活かします。



このステップをご自身で実践するにはどんなことが効果的でしょうか?
 

ヒントとコツ


メンタリングの質問に真摯に向き合う
自分自身への問いかけに正直に答えることで、自己認識が深まります。

マインドフルネスを実践する
日常生活にマインドフルネスの習慣を取り入れることで、ストレスを管理し、自己受容を促進します。

キャリアの再評価
定期的にキャリアプランを見直し、自分の価値観や目標に合致しているかを確認します。

夫婦間のコミュニケーションを大切にする
トータルライフのパートナーである配偶者とのオープンな対話を通じて、互いの理解と支え合いを深めます。


メッセージ


30代から40代前半のビジネスマンが経験する葛藤は、個人的な成長と自己再構築のチャンスをもたらします。これは人生の分岐点であり変革の時です。

メンタリングによって深い「気づき」を得て、自己との調和と持続的な成長を実現することができます。これは最終的に、人生の質を高めより満たされた人生へと導きます。踏み出せる一歩を始めてみませんか。


参考



いかがでしたか?
次回もお楽しみに!(何かヒントやきっかけになればうれしいです)
with all of my thanks and friendship💛



メンターに興味がある方は 「メンターとメンティになる方法」を続けてどうぞ!



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