上司と部下の板挟みに苛まれた
今日はフィクションを書いてみました。 僕の実体験としての管理職での板挟み経験をもとにして、主人公を道夫という名前で書きました。カタチになっていないし、なんの結論もないのですがお許し下さい(笑)
道夫は仕事において挫折経験がある。 だから再び管理職になるのが怖いのだ。 道夫は大学卒業後、大手商社で営業マンとして活躍していた。海外を飛び回り、アメリカに駐在していた時期もある。 奥さんとは社内恋愛を経て結婚した。 営業マンとして活躍した後、本社に戻り、食料品事業部の管理職となった。 その頃から道夫の様子がおかしくなっていった。
人に優しくて温厚で笑顔の多かった道夫の表情が、一変した。表情が暗くなり、人とあまり話さなくなった。 食欲がなくなり、食事を残すようになった。夜も眠りが浅くなり、朝方早くに目覚めるようになった。
上司と部下の板挟みに苛まれたのだ。
「いやぁ、あの頃は上と下のサンドイッチ状態でした。身動きがとれなくなり、心身の調子を崩してしまいました」
道夫は述懐する。
営業マンとして頑張ってきたから部下の気持ちも分かるし、上司の意図や気持ちも分かる。だからツライ。
「両方の気持ちが分かるだけにしんどかったんですよね」
彼は管理職経験者たちの集いで涙ながらにその頃の心境を語ってくれた。 部下からの信頼が厚いこともあり、直球で不満をぶつけられることもしばしば。 ぶつけられるのも最初のうちは頼りにされてると感じ嬉しかった。 部下と飲みに行って彼らの愚痴を聞く日々が続いた。
彼らの言い分は痛いほど分かる。
しかし、聞けども聞けども解決できないでから回り。会社に行き部下の言い分を部長に伝えるも部長に説得されてしまう。 まさに板挟みである。 できないことづくしである。 彼はそんな自分に愛想を尽かしていた。 もうどうすることも出来なくなっていた。 八方塞がりである。 また管理職なので残業代も支給されない。 でも仕事は増えているのでやらずに帰れば仕事が終わらない。 しかし、会社からは残業を減らせと言われる。 ここでも板挟みだ。
そのしんどさから精神的に不調になり、職場をしばらく休むことにした。
(2022年7月13日に書いた記事です)
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いつものように、レイアウト・タイトル・画像を決めてからこれ以降は投稿日にひろっちが追記していきます😊
板挟みの立場はつらい。部下の不満を受けるのもしんどいけど、それが改善に向くのであれば、聞き役としての苦労も報われるけど。諭されるだけは、確かにつらいと思う。そんな時、どうしたらいいんだろうか。その部門が組織の中で求められている事を真摯に務めているのであれば、すべてでなくても少しずつ改善は見込めるはず。それをクッション役になって伝達するのが管理職の役割なんだと思う。その役は簡単じゃないから、上司の協力を得たり部下と膝を突き合わせて状況を話すといった事も必要になると思う。それも出来ないから主人公は休みを取ったんだね。こういう話は、珍しくなく多くの人が抱えている。問題が長期化する前に、早目に見切るのがいいと思う。
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いつもこの場を訪れていただき、ありがとうございます。離職する理由は、“人との付き合い方“ですよね。でもその場で解決しなかったら、違う職場に移ってもまた同じような壁が出てくると思うのです。できれば無理をせず周り協力を得て働きやすい場を作りたいですね。
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