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ショーペンハウエル 『意志と表象としての世界』を巡るツイート

ショーペンハウエル 『意志と表象としての世界』はその核心が人類史の終了時まで理解または把握されないままに終わってしまう可能性が非常に高い書物だと思われる。
 
1.     『意志と表象としての世界』は精神分析の起源でもあるのは知られているがこの場合の精神分析はフロイトのみならずラカンによるものも含む。例えばラカンの〈対象=a〉や「欲動」のメカニズムは先取りされている。だがそれは全く核心ではない。ほんの一部分を切り取っただけに過ぎない。
 
2.     ニーチェの「永遠回帰」と「ルサンチマン」という思想はショーペンハウエルの言う「表象」の次元、つまり「個体化の原理」の次元にある。
 
3.     出来事の〈出来事性〉としての「絶対零度における活動」* は「零点振動」としての「量子揺らぎ」の次元に相当する。ショーペンハウエル〈意志〉と呼ぶ〈力〉それ自体の次元はさらにその基底において働いている。

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