バス車内の天井灯のデザイン
以下の1つ目の写真は、ごく一般的な乗合【路線バス】内の車中で天井を撮ったものです。4,50cm程度の長さの蛍光ランプがこの中に収められているような形状の、ごくありふれた照明器具で、車内4ヶ所に取り付けられています。
そのうちの1つ。最も前方のものを運転席に近い側からレンズを向けて撮ったもの📷が次の写真👇なのですが、よく見ると、片側に〔フード〕のような覆いが付いています。
他の3機には同様のものは付けられていません。
さて、
◆どういった目的で
しかも
◆限定的に
このような施しがなされているのでしょうか?
思い当たる節はありませんか?
(職業運転手でなくても)自家用車を運転する人なら、経験と結び付けて”ヒラメキ”力を発揮するかもしれません💡
👇 ☟ 《答え》 ☟ 👇
言わずもがな、運転者にとって、フロントガラス越しの視認性は何よりも大事です。前方の路上などに常に注意を払って操行します🚌
その際、外が明るい昼間であれば軽減されますが、夜間などは特に、車内に発光体があるとそれがガラスに反射し、前方の視界の妨げになります。
この〔フード〕は、その【やむを得ず生じるデメリットを軽減するため】ではないかと推察されます。
《以下、連想しましたか?》
鉄道の先頭車両に行くと、運転席の背中側に暗幕が下ろされていることがあります。夜間やトンネル進入時、地下鉄の場合は常時。隠れて悪いことをとしようと企んでいるわけではない🤣のですね。その幕と同じ理由です。
◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆
もし、本稿を充分丁寧に読んで頂いたなら、全く別の”引っ掛かりポイント”に気付いたかもしれません。
⇒《答え》が【推察されます】で閉じられています🤔
そうなんです。当方が実行した「裏取りの試み」はバスメーカーに対してではなく、運転手さん👨✈️ あいにく『ファンクション認知者』に辿り着けていません🙅
「変なオジサンがいる」とバス会社内で不本意な悪評が立つのも避けたいので、聞き回ることはしていません^^;
結果、「知らない」「分からない」「言われてみれば」「もしかしたらそれもあるかも」止まりなのでした。
つまり…
効用を得る立場の人(にとっての認知度)がそれ??
という、「さり気なさにもほどがある」デザイン例でした。
⇒より適確な”事情”をご存知の方、おしえてくださいませ🙏
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