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多義語の使い分け① - 〔控除〕

 昨日の記事はこれの〔前段〕という格好でした📖

 my note においては《同音異義語》シリーズというものがあり、⑦まで続いているのですが、本稿の題材は「同一語」なので⑧にしてしまうと少々強引。でも、一種の《異義》 (~_~;)

『控除』 --- 昔から気になっている語

 

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

 

 貴方にとって、充分深く理解が及んでいるのだと推測します。

控除:(金額などを)差し引く

 

 何を今更、”こんなところ”から本質思考を始めようというのか?🙄 などと言われてそうです…

 でも、本当に、的確に扱えていますか?

※financialな専門記事で知識をお伝えする主旨は無く、かつ当方は無知な素人中の素人ですので、「文中の誤り」はどうかご指摘くださいませ🙇

 

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 当方は自営業者等ではなくで、企業の被雇用者です。
 なので、この時季、『年末調整』たるものを経験します。

 その度に、”こうじょ”の捉え方を、自分は誤ってないよな?・・・と慎重になります。取り越し苦労というか、無駄な心配なのですけれど😅

 

 さて、以下の表現における『控除』とは、すべて同一の語意なのでしょうか?

①△△円は収入から控除されます
②○○の金額は控除対象
③所得税控除適用
④税金の控除対象となります
⑤xx税が控除されます
⑥住宅ローン控除対象家計

異なるものが交ざってませんか?

 
 そう思う人が居るにもかかわらず、なにかと端的に『控除』と言って済ませる場面が多いようで、困惑というか、「こんなに大事なことなのに雑に言い放っていいのか👊」という不安を抱きます😰

 

 この領域に詳しくない者として、税法上の(?)用語で述べるならば、

(1)所得控除
(2)税額控除

という2つの系統があって、その扱いによって納税額が全く変わるにもかかわらず、『控除』という2文字表現で済まされている場面が圧倒的に多いというところ。

 文脈/前後の語句から明らかである場合はいいんです。①の場合、でしょうか。答え/分類は(1)の方ですね👌

 

(1)所得控除 - 課税所得額が減る
(2)税額控除 - 税金そのものが減る

 全般的に見て、(2)の例が少なくてほとんどが(1)の概念なのでしょうから、②③④⑤が「あくまで所得控除である」という心得で扱ったり表現したりするのかもしれませんが、他方の分類の(2)があってその場合も『控除』という2文字の語句を用いる以上は、②~⑤のような雑な表現をされた場合に、

この金額数値がそのまま納税額から減免されるのだ

と捉えるようなことになっても、国語認識として落ち度はないように思えるのです。

 

皆さんのうちの何割かの方にとって関係する⑥『住宅ローン控除』。
これは(2)の方なんですよ!
【住宅ローン等の年末残高の合計額等を基として計算した金額が控除される】ということですが、他の『生命保険料控除』等の(1)系とは全く異質の扱いで、【所得税額から控除する】の方
・・・つまり、丸々、負担減⤵となる

生活感を出さないように敢えて仮想数値で示しますが💦
《控除額:20万円 という例》
◆控除が一切無いものして、所得税が100万円
⇒(1)の控除により所得税が96万円 と
⇒(2)としての意味だった場合は、所得税が80万円

自己解釈で捉え方を誤った皮算用をした場合にはそのような違い😵

 

 どうでもよいことを”クソ丁寧”に重複的に吹っ掛けてくる事例が様々多い中で、前に【所得金額から】をくどいほどに付けるようにしないと、当該『控除』という”多義語”は本質的な問題が孕んでいるような気がしてなりません…が、当方だけでしょうか?😓

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