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倍速視聴のデザイン

 少し前の記事にて、メディア記事内で適用される〔用語〕の不正確さについて苦言的に事例をお示ししました。

* その『リスキング』って何なのさ?😵‍💫 *

 
 今回はテレビ放送に関してです📺

 ここでは、一般的な/昔ながらの「主に家庭内リビングに設置した液晶テレビ」で観る放送やモバイル端末でネット受信するweb site筋のものに共通する、【テレビ局が制作した、有名人が出演する各種番組全般】を指します。
 ジャンルも多岐。ドラマ、クイズ系・トーク系各種バラエティー、情報系等ですが、報道は除きます。


 さて、本稿のタイトル。
 通称”リアタイ”、つまりリアルタイム=実際の初回放送時 での視聴は別ですが、家庭で録画したものやネット(Tver .etc)で後に鑑賞する場合などに、通常(x1.0)ではなくて、(x1.25)(x1.5)(x.1.75)等の高速再生する、という視聴スタイル/方法が概ね可能で、少なくない人がその〔モード〕を活用しています。
 「そうした方がタイパ(:タイムパフォーマンス)が良い」などと言ってのける人が多いようです。

 のような言い草をすると、当方がその高速視聴反対派なのかと思われたかもですが・・・もれなく、大いに、高速”寄り”なのです。

 その理由や判断の根拠について以下で提起する主旨部分は別の記事でも多少触れたことがあったかと思いますが…🙄


 最大の理由/そうしたくなる判断の根拠 としては、【重複放映】が挙がります。
 正式な〔用語〕〔呼称〕があるのか存じませんが、概ね2種類。

①番組途中に挟み込まれるCM。それが終わって本編が再開した際に、CM前の数十秒分のVTRを重複的に流して見せる、という編集スタイル
②その放送回の後半や終盤に控えているコーナーや特集、”推しの場面”を、予告という意味合いで切り取って流す、を(一度ならともかく)複数回繰り返す、という「同一放送回」内での宣伝

こちら視聴者側のレスポンスはこんな感じ👇ですね💦
①このシーン、さっき見たばっかりやし、別に忘れてないわ!
②もうわかったって!アピール告知くどいんじゃ👊

 【暇を持て余してはいない健全な視聴者にとって『タイパを意識したくなる』を助長しているような鬱陶しい施しである】という評価に至る人は、作る側と観る側双方全体において少数派なのでしょうか?
 編成側はそのこと、つまり、むしろ逆効果(視聴満足の低下)をもたらしていることに気付かずに「良かれと思って」を維持継続するのでしょうか?😵‍💫

 

 《倍速視聴》の是非について。
 ことドラマ等においては、演者にとって由々しき/憂える事態だと感じられることでしょう。「作品」感が大きく、芝居・セリフの”間”が重視されるべき領域であろうかと、素人の当方でも鈍感ではありません。⇒【オリジナルのスピードで鑑賞されたい】要素が特に高い

 それでも、フィクション作品ですら、前述の①が散見されるようになってきた近年です。無駄に重複で見せられるくらいだし、【その”間延び”感、すなわち「みだりに膨張した時間」を取り返す効果を含む高速回転】をしたくなるのは、そもそも妙な編集をされてしまっているから、でもあるわけです。助長。

 相互満足の追究/追求、本質思考。いったいどうなっているのでしょうね🙄
 少なくとも、クイズ番組で”余談”的シーンを何度も放映する「時間稼ぎ/放送枠埋め」由来であるならともかく(”大人の事情”に寛容的になったとして)、肝心な出題と解答部分をカットしてまで…のようなチグハグは再考されたく📣
 

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