交通機関の『計画運休』のデザイン
数年前から使われるようになった〔用語〕。
(事前予測しがたい地震以外の)主に台風接近などで気象が悪化するおそれを見越して、前もって《計画運休します!》と発表する仕組み/体制について、周知のところかと思います。
これの〔効用〕を挙げられますか?
交通機関の一利用者として、運休することが分かっていれば外出を差し控える/元のスケジュールよりも早めに帰還する、等、行動の変更を組みやすくなりますね👌
さらにもう少し想像力を膨らませますと、「まだ走っている」タイミングで中長距離運航の電車に乗ったものの、目的地に着く前に諸要件によりストップし、不便な途中駅で降ろされたり、それこそ駅間走行中に立ち往生して車内に”閉じ込め”状態になるかもしれません。そのような事態を回避しやすくなるような効果も含まれているのだ、とも言えます💡
そして、各交通機関が事前に公表・周知する『計画運休』プラン(あ、重複表現!🙊)の詳細は、それを開始する起点の24時間前までを基本とする --- のような〔指針〕があるらしいです。国交省からのものでしょうか🤔
『あまり早くから、すなわち”天候悪化危機のおそれ”程度/実質的影響の大きさ予測が不安定 なうちから大袈裟に止めてしまうのか!』と異論を抱く評価もあるでしょう。ですが、
『あまりに【直前】になってからでは意味がない!』
とは多くの人において共通な納得ポイントでしょう。「利用者側の行動変容をもたらすねらい」の要件を踏まえた前述の”デッドライン”時刻設定なのだと想像できます🙆
本稿の主旨はそのような副次的要素まで思考を広げよう --- という着眼ではありません🙅♂️
報道寄り情報系テレビ番組に出演していたのコメンテーターからこのような発言が🎤
『24時間前までに詳細を発表? 今朝の段階で未だ出ていないようだ。ということは、明日の朝における計画運休はもう出ない(=運休しない)、ということですね』
これ、合ってます?
威勢があっても発言内容の本質が抜けている著名人がチラホラしているテレビ放送の中で、《普段から論理がスッキリしている人》が、珍しく、アレレなことを📣🙊
みなさま。
どうしても外出せざるを得ない場合。いわゆる『計画運休』以外の(より「実状に沿った」やむを得ない)運航停止に”も”ご注意を⚠
悪天候下🌀どうか安全にお過ごしください🙋
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