「裏を返せば」の本質思考②

　広く通用するこの見出し語。
　「裏を返せば」の語意に拡張性を持たせれば、

◆つまりこういう意味を含んでいる、との論理になる
◆柔軟に捉えるとさらに次の命題も意識すべき

のような展開です。

　日頃「考える」をする習慣が弱い人なら気付かずに通り過ぎてしまう、という代表例。

　前稿①では、以下の項目についてお示ししました📖

◆公共の場所での不適切行為を助長する風潮に困惑
◆ワクチン偏重がもたらす”副作用”（≠副反応）とは？

～記事の主旨（提起本質）をお届けできない／読んでくれない人にこそ認知が望まれる！にもかかわらず残念な状態が続いてしまうという二極化的展開😞

　

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　本稿、②では次の2項です📖

《都道府県を跨いだ移動をお控えください》

　1つ目は平易な事項です。
　『国境を跨いだ移動のオリンピックをするのに？』のような言及をどこかで見聞きした気がしますが、当方の本質思考はそっちには向きません🙅

　第5波に見舞われて、また言い始めました。いや、猫も杓子も「口を揃えて唱え始め」ました。
　昨年の一時期に流行って以来、長らく当該表現はほぼ表に出ずに推移していたようですけれど…

　

　なにも、鋭い思考・研ぎ澄まされた感性が備わっていなくても、違和感を抱く人、少なくないですよね？

◆何故にそうまでして都道府県単位にこだわるのか
◆都道府県を跨がなければよい、のか？（≒県内ならok？）

　
　前者の方は、かつて別の記事で詳しく提起しましたので、本質思考されたい方をチェックされることをオススメします🙇

　知事の立場からの発言をはじめ、行政軸（≒自分のところを守る💪）で主張するケースであればともかく、メディアや各NEXCO（：高速道路会社）が用いると不可解です(~_~;)

　

　つまり、「裏を返せば」の着眼でいくと後者の受け止め方を強めることになる。
　じゃあ、～ならば構わないってことよね？　と、【差し控えなければならない】の本質がぼやけたものになります。
　ある程度良識のある大人なら、「いやいやそれは屁理屈であって…」という見解を示すのかもしれませんが、『都道府県単位』であることをわざわざ強調することで生じさせる不合理点を見落としているにすぎません。

　

　腹落ちする示唆でないと従順にならない、という言及をすると他のあらゆる施策や方針に対する批判者と似てしまうのでmy note では差し控えたいところですが、論理思考をした結果では自ずとそのような解釈になってしまうのは予想に容易い展開ですよね。

　「不要不急の…」意味を理解できない人が意外と多かったせいで、「そのような人にも理解できるように」との配慮がこうなってしまったのでしょうか。バカにされている気にもなり得ます😞

　まぁとにかく、”一つ覚え”的に妙な線引き表現を入れるせいで、「裏を返せば」となるわけです。

　

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　2つ目として、イメージ的に近い意味合いの新語について吟味します。
①自粛疲れ
②緊急事態宣言慣れ

　最低限の補足をしますと、①は抑圧されるとストレスや不満が溜まり、”風船が割れる”ようにガマンの限界を超えてしまう／少しくらい構わないよね…と自己譲歩してしまうようなこと、で、②は「またか…」と、初期の頃のようには緊張感を生む効果がもたらされなくなってしまうこと。
　いずれもマイナスイメージで、「望ましいないこと」を指す表現になっているかと思います。

　しかしながら、②は文字面からは多義的である、と思います。
　with 〇〇〇／after 〇〇〇 とも聞きますが、もう逃れられない新たな世界に見舞われているわけで、その《環境・新しい生活様式への順応》の意味ともとれます。

　『慣れる』とは、【発動効果が鈍くなる】という望ましくない展開の話・評価ばかりではなく、「裏を返せば」…
　実は、受ける影響が弱くなっている／ダメージや抑圧感を上手く緩衝できるように進化している、という捉え方をすれば、本来は良いこと。【順応力を高めることができている】という見方での使い方ができるはず、なのですが、そのような実態にあるか否かと言えば…というところでしょうか🤔

　

　

　

　

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