登坂車線と追越車線のデザイン +
「軸の置き方」しかも二者択一の時に、「これって逆だなぁ…」と思ってしまう時は、残念な気持ちがひとしおです😖
車で走っていると、峠道などの上り坂に差し掛かった時、「それまで一車線だったものが二車線に増える」といった対処が施されている場所が時々あります。これを『登坂(とはん)車線 - slower traffic』といって、その目的は言わば「大型車🚚等、登りになるとスピードが出ない仕組みであっても、マイペースで登られるように🐢」ですね。
何も極端に遅くなくても、つまりは
「交通全体の様子を基準としての、遅い(速くない)車が堰き止めてしまい円滑な流れを壊さないように」という目論見
があります。
そのように捉えると、多くの登坂車線がそうであるように「本線の左側に分岐するように車線を敷く」という形状では、あまり上手くいっていないように感じることがあります。
それはつまり、
「やや遅い」車が右車線に居残りがちになる
からです😞
(前述した登り坂のケースではスローな大型車に配慮、等)場所によって車線を増やす「主な理由」は少し異なるかもしれませんが、『円滑な交通』という〔目的〕〔命題〕は一貫しているわけです。
よって、
車線が増える地点では、どのような場所でも一律、「右側に分岐する(追越)車線」を施したらいかがでしょうか🙋
片側二車線の高速道路などで、交通量が相当に多く、一定の区間のみ三車線に増強しようとする改修が施される事例があります。その場合の、「車線が増える地点のレーンの敷き方」に関しても、同様のことが言えそうです。
すなわち、基本的にはレーンをキープして左側二車線へと進む流れとなり、
新たな『追越車線』を”右”に分岐するように作るのが理想(有効的)である
ように思います💡
「”ゆずる”側が左に移るべき」という一種の固定観念に支配されずに、そもそもの〔目的〕について考えてみよう、の回でした📖
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