
お菓子詰め合わせのデザイン +
手土産として贈答用のお菓子を購入する機会はありますか?
その場合、『買う人と食べる人が別』というのも一つの要件☝
ただ、味の好みの話などではありません🙅
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お客さんの希望を断ってでも守り抜きたい要点があって、それは最終的な顧客満足を維持するための工夫発想によるものなのです☝
和菓子店や洋菓子店で見掛ける「進物用の詰め合わせ」。前者ではこの記事の写真のような商品で後者ではクッキー等の焼き菓子がイメージされるでしょうか。
和・洋を共に扱っている、あるお店での方針例。
既定の数種類が化粧箱に詰められたタイプがいくつか用意されていますし、お客さんが好みの菓子をバラで選び集めて箱に入れてもらうこともでき、その場合に、和と洋が混在した内容となり得ますが、「一つの箱にまとめる」ことは、たとえお客さんに要望されても断り、必ず別々の箱にするそうです。
さて、
その理由は何でしょうか?
そこに秘められた、お客さんに対する「やさしさ」とはいったい何でしょうか。
『見栄え』であるとか『しきたり』の類に因るものではありません🙅
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一つの箱にまとめることはせず、和菓子のみの箱と洋菓子のみの箱との2個に分ける、というのが【その店の方針】です。つまりお客さんの要望に反する形になります。
その理由は、賞味期限が違うから☝
前述例のような商品の賞味期限は概ね、洋菓子は一ヶ月で和菓子は一週間程度でしょうか。箱を開けて手に取ればそのお菓子の賞味期限が確認できます。
もし、日付に大きな差がある洋菓子と和菓子が混在していて、まず洋菓子を手にとって賞味期限を確認した場合、同じく詰め合わされた和菓子の方の賞味期限がより近い(=日持ちしない)ことに気付かないままになってしまう可能性があります。
そのまま日数が経過して和菓子の品質が低下してしまっては台無しです。そのような事態を回避するための「やさしさ」です。
進物用ですので、「買う人」と「召し上がる人」が別であることも要件として考慮されています。
「それなら外箱に表示すれば?」との発想を持つ人がいるかもしれませんが、これは〔詰め合わせ〕のお菓子です。中身の個々のお菓子はそれぞれ異なる日付に製造された、すなわち賞味期限が異なるのが通常です。
「一番近い日付を表示すれば?」と思うかもしれませんが、この例においてはそれは不適切であることは少し考えればわかります。
ちなみに、外箱にも《日付》が表示されているのですが、それはあくまで《お買い上げ日》となっています。
※お店によって方針が異なることがあるでしょう。今回の紹介はあくまで一例に過ぎません💦
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