ホームドアのQRコードのデザイン +
タブレットやハンディスキャナを片手にQRコードなどを読み取って --- という仕事スタイルはカッコいいですね✨
でも…
それの”形”に魅了されているだけ、
なのかもしれません🙄
東急電鉄🚃の駅にて。
※当該関連”完備”のニュースリリースが2020年にありました📰~当方の”地元”ではないのですがどうやら現存/稼働しているようです👂
ホームドア設備の上面や前面に、このような標示と意味深なQRコードが貼られています。隣に明示された【車両編成のうちの扉位置】が、データとして含まれているのでは?との予想は的中です。この例では、”6,3,4”という話。実際は業務用であって、お客さんが使用するためではありません🙅
という話だそうです。タブレットには社内用のアプリが入っているのでしょうね。
この事例を聞いて「工夫を凝らしている!」「スキャナを導入ICT技術スゴイ!😲」と感心しましたか?
でも、その反応って…😒
ちなみに、を先に言ってしまいますが、ホームドアが無ければ床に示されていることがあるようです(今は昔?)。利用客に踏まれてもみくちゃになりそうですし、スキャンするために屈んで、足元に向けてレンズ部分を翳すのも大変そうです😢
”10,10,1”
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さて、そんなことより。
タブレットの画面構成の詳細を知り得ませんし、実際の操作を体験することはできませんが、少しイメージしてみましょう💡
◆システム内に登録/入力すべき(=先方に伝えるべき)情報項目は何でしょうか?
上記で出てきた【乗車位置】。これは有効ですよね!降りる際に駅員がもし知らされていなければ右往左往して大変です。
その他に何かありませんか?
まず、【降車駅】を指定しなければ全くもって意味がありませんね。「誰に伝えたいのか」はその他の詳細情報よりも前段階で明確化すべき事項であることはお気づきかと思います。また、「固定的」ではないですから、ここのQRコード内に含められる要素ではないことも明らかです。
あと、【どの便に乗るか】も必要です。鉄道の場合は〔運行番号〕と呼ぶのでしょうか、不明なままで待ち受けられるはずはありません。これも可変ですのでQRコードに含めません😔
〔想像ですが、遅延時も含めホストの方でリアルタイム運行管理をしていて、例えば「その駅を出発後30秒以内に登録完了する」等のルールに則ることで、当該事項の自動化は実現できそうです〕←当方のアイデア💡
つまり、当方にて追加的に示した上記二つの事項は、おそらくは端末の画面内で、都度入力(もしくは選択)する必要があるのだろうと想定されます。
だとしたら・・・冒頭の【扉位置】情報だけをスキャンしたところで、どれだけのメリットがあるのだろうか?という点が気になり始めます。
「スキャンする」という”形”
に魅了されているのでしょうか
【扉位置】は、たかが〔数字〕で、それも桁数が多いわけではありません。画面上にボタンが10個表示されているだけで子供でも入力できる類であるのにQRコードで??😵 との感想を抱かざるを得ない例でした。
本質をついた改善、というのは、そういうものではありません。
闇雲に「デバイスや技術導入」に走ったりしていては、”格好”はつけられても、実効は乏しいもの止まりで空回りするばかりです⤵
かたや、都営地下鉄が2023年以降に設置/運用開始した”似たような場所”に施した有意義な『QRコード適用デザイン』とは…🤔 次稿にて📖
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仕事現場における自動化やIT化に邁進しようとするのは、原始的な体系を維持するのと比べるとより望ましいことですが、自分の所の現業では直接的には活かせないロボットの最新鋭な動きを見てただ感心している例が散見されます。
RPA導入目論見や『本質不在のDX(デジタルトランスフォーメーション)意識』がいかに”空回り”をもたらしがちであるのか、ということへの認知・自覚の方が、前段階で「気付き」を得ておくべき要件である・・・という反面教師的な事例はまだまだ沢山ありそうです。
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