助詞省き というデザイン②
この表題の前回記事から既に2年半経過していました。
今週は《国語系》に偏ってきましたが、早速参りましょう🙋
続編となる本稿②は、写真付きで、先にお示しします📷
まずは、この和菓子🍵
《味は自慢》
値段とか、パッケージデザインとか、その他の要素は違う・・・という意味を含んでいるのかな🫣
⇒”は”は要らない。
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お次。
「市民マラソン」をはじめ、公共的なスポーツ大会での競技中の様子を、プロのカメラマンが”こっそり”撮影してくれている~気に入れば購入できる📸というサービスの最大手。10年以上前からお馴染みです。
そのチラシ📰
《あなたの勇姿をインターネットで見られます。》
この例においては、もしかしたら少し〔配慮〕要素が込められているのかも、と感じました💡
貴方にとって、何か察しがつく点はありませんか?
⇒”を”の部分
口語的には、ここは”が”にしてしまう例が多いような気がします。
それを、きちんと、”を”にしています。
「見られます」という述語との干渉があるように思います。
この中の「られる」と助動詞は、ご存知のように〔可能〕の意味もあれば〔受身〕もありますね。
そしてここではもちろん前者です。
もし、上述の助詞の部分で、”を”ではなくて”が”にしてしまうと、〔可能〕のニュアンスよりも〔受身〕の方に寄ってしまう効果があるのでは? --- というのが当方の考察です🤔
※展開しているサービスの内容が内容だけに、〔受身〕に敏感になりがちだという要件も絡みます☝
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”を” か ”が” か❓
関連する「オマケ」ですが👇
《タバコが吸える》
「そうじゃなくて、”を”だろ!👊」という評価も人もチラホラ、でしょうか😵
だからこそ、ではありませんが、ちゃちゃを入れさせないためにも…
大袈裟だとか過敏で考えすぎだとか、そういう着眼ではなくて。ほんの一文字の「無くても別におかしくならない語」なので、
意図的に無くしてしまう
という”試し”も、目立ちにくいですが、表面上の〔好感度〕とはまたひと味違った、本質的な効用をもたらすかもしれません☝
この辺りの【どちらでなきゃならない】は辞書的に限定しなくても慣用的/寛容的でよいのかなぁ…とも思います。
助詞を省いてみては?
という試行実験を提案します🙋
文尾に”みたいな”をやたらと付ける人がほとんどになってしまった今、この案はよほど高効用だと思いますが、いかがでしょうか?
「お手本的」ではなくとも、「目立たないオリジナルな配慮込み」のスマートな日本語追究を📖 お見逃しなく👇
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