WBCで沸き立つ雰囲気のデザイン
どのメディアをつけても、SNSを開いても、”もちきり”な期間となりました。当方、実は元・野球少年だったのですが、そうでなくとも、様々な感動や感心がありましたね。受け止め方や深さは人それぞれ。
そんな中で、敢えて、多数派とは異なるスタンスで。いくつか生じている違和感のうち、2つについて、”考える”機会をと思い、記します✍
※批判的なスタンスではなくて、あくまで本質思考軸であることはいつも通りです🙇
『14年ぶりの王座奪還』
予選~決勝トーナメントを勝ち抜き、トップとなったわけで、【世界一】の称号を掴みました🏆
前回大会では途中で敗退した=〔王座〕を逃した、という結果だったので、「王座を奪還した」という表現は妥当なもの、ですね。
14年ぶり…?🤔
・(第1回、及び)第2回の大会で優勝したのが14年前の大会だった
・第3回と第4回大会では優勝していない
だから、ということでこの表現が散見されます👀
「毎年開催されるわけではないのにこの数値を出す」という感覚が、なんだかしっくりきません。
【WBCが不定期開催であるから】という要件はあまり関係ないような気がします。
例えばオリンピック。連続優勝した場合に「4年ぶり」とはまず言わないですよね。全回負けた場合にも「8年ぶり」と言うことがあるのでしょうか…あまりなさそうです。
《数字尺度を出したがる傾向》というものには何かと違和感を抱きがち、なのですが、貴方においてはいかがでしょうか?
「おき」「ごと」の件に「ぶり」も足したい🤣
『野球の神様』
・決勝戦で日本対アメリカというカードになったこと(トーナメントの途中での対戦ではなく。人為的な組み合わせが絡んだか否かはさておき)
・得点僅差/接戦になったこと
・投手当番の大会独自ルール~ローテーション作戦肝要
・各試合の見どころにおける打順 <例>準決勝での勝ち越し
・「あと一人」の最終打者が最有力選手に巡ったこと
等、劇場的・シナリオ的な好要素が盛り沢山だったことに関し『神様のしわざ』だと比喩するのは、楽しみやドキドキを増長する効果もあり上手いと思います。人為的要素が絡んでいない”めぐりあわせ”は憎いです👍
が、
侍ジャパンの勝利に関して『野球の神様がいる!』という評価・感想が散見されることは、少し気掛かりです😵💫
努力実力等の総力で勝ち取ったのであって”奇跡だ”のような言い方に聞こえるから、ではありません🙅🏻♂️
「勝負事なのだから」な論点を見失うような”甘い”見方をしているわけでもありません。
簡単な「立場を置き換えてみる」をしてみることが出来ればなぁ…と思うのです。【それならば、「対戦相手にとって」どうなのか】。
”ホーム”会場であること等の差はあれ、日本チームと同様に、優勝を目指した真剣勝負であったわけです。彼らにとっての『野球の神様』って何なのでしょうね。「居なかった」のでしょうか。敗戦し、対極的に「憎んでいる」のでしょうか。
例えば、『今回、野球の神様は侍ジャパンの味方をしてくれた!』とか『侍ジャパンについた神様が…』とか『NPBの神様がMLBの神様に勝った』とかであれば…
対戦相手のチームに対する敬意とか礼儀とか、選手のみならず”応援者”までもが好感的な振る舞いができ、メディアでも好評価されがちな”日本的”なだけに、【敗戦チームにとっての『野球の神様』】について、を慮ると、何だか残念に思える…そのような本質思考からの”気付き”のお話でした。
~少しでも”引っ掛かり”を感じた方は、よい機会です、👇の各関連記事もご覧くださいませ🙇
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