割れにくい消しゴムのデザイン - 左利き⑫
この商品を使ったことはありますか?
発売になったのは数年前でしょうか。『進化したモノ消しゴム/従来比約8倍の強度!』だそうです😲
特に学習世代にとって日常的に手にしている消しゴム。使っているうちに折れたり欠けたりする運命(?)にあり、多くの人が”ストレス”を感じたことがあることでしょう。そのおそれを軽減/懸案の解消を実現してくれるかもしれないアイテム。
と、アイデア品の紹介っぽく入りましたが、もちろん商品の宣伝をする主旨の記事ではなくて…
実物を手にしたことが無い方でも、これの特徴として画像からでも”見て取れる”要素はと言えば・・・🧐
妙な目線を向けてしまうのは当方だけ、とは毎度のことですが(~_~;)
~表題に出てましたね!
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ということで、シリーズも第12回目となりました。前回より4か月近くインターバルをおいての続編です。
当方は根っからの右利き。その割に、この手のデザインを見ると、もしや…と思考を巡らせてみるのです🤔
紙製の”包み”のことをスリーブと呼ぶそうです。その角の部分が数ミリ切れ込んでありますね。ただこの点は、他の商品でも見られる特徴のようで、独自性を感じないかもしれません。
それより、当方のような老眼じみてきた者が目から遠くへ離して見なければ現認できないような微細な仕掛けではなくて、
斜めになっていますね!
赤色丸:上述した角の切れ込み
橙色線:斜めであることが確認できる補助線
このような”素直ではない”仕様を目の当たりにすると、
おや?これはもしかしたら、
右手で持つことを前提としたデザインかも
と。
しかしながら今回は、直後に曲折がありました。
この商品を知った際、直接現物を手にしたわけではなく、平面〔画像〕で見たのが最初だったのですが、
裏側はどうなっているのだろう🤔
つまり、もし一般品の消しゴムのスリーブを、これを真似てハサミを入れた場合に結果としてもたらされがちな、
【平面に畳んで二重の紙として切る】
処理をしたなら、裏側は《左手で持つと効果的な角度仕様》になるのではないか!
と察知し、前述した《右利き前提仕様》仮説の崩壊を感じたのでした。
【別の商品で自作 - 上記の切り方✂】
物質を手にする前に想像した通り、裏返して握れば「左手持ちにもフィット」
my note のシリーズ記事。これまでの例においては、「それって別に右利き仕様じゃないですよ!」寄りの言及が主流ではありましたが、同時に『ステルス右利き仕様』なアイテム/さり気ない右手用 の例も採り上げてきました。
もしかしてこれは後者か?と直感したものの、「そうではなかった=裏返して持てば👌」という仕様だ!と”気付いた”実地検証🔎
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だがしかし!
当該商品の現物はというと・・・
【言わば点対称的になるような切り方✂】
つまり、ごく標準的な姿勢で、左手持ちで消そうものなら、スリーブが紙面と擦れる惨事に😰
【別の商品でのイメージ】
冒頭での懸案:割れ回避 を念頭に置いた
《力を分散させる目的》での”斜めスリーブ・表裏交互仕様”
なのであって、決して《右手で使いやすいように》との意識ははたらいていないのだと推測しますが、結果的にこの施しによって利便性に差異が生じている(ように感じる)ことの検証写真でした📷
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《さらなる配慮設計》
角度は7°とのこと。研究の結果、その塩梅に🔬
使用者において中長期的にこれを維持しないといけないので、短く減ってきた際には紙製のスリーブを反対の端からカット✂することが要件です。
その点を保つため、丁寧にミシン目まで入れてくれているようで😲
そもそも… 使う側の人において、丁寧に扱う姿勢を持ちたい。そう思いませんか?
荒っぽくゴシゴシと擦るから、紙面は痛むし消しゴムが経日劣化する・・・
割れるほど強い力を込めない、落ち着いた使用振る舞いが望ましいですね👍
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