『○○中』と言わないデザイン
『なんで午前中と言うのに午後中と言わないの?』 --- 。NHKのチコちゃんが問いました。
またまた、【表面だけ”なぞり”感心しきりで分かった気になっているだけ】系の題材で、「考える」をしてみましょう💡
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前回、同番組での提起ネタに関して触れた下記稿
番組で《答え》とするフレーズの歯切れの悪さと、画面の隅の方に表示される【諸説あります】との但し書きと、全面的に感銘を受けるような心象に至ることはありません。
その中で、👆のように述べましたが、冒頭の問いへの”解答”としては
❖午後の終わりは人それぞれだから❖
少し詳しく引用すると以下です。
◆『○○中』というのは終わりの方に意識が向けれらることが多い
⇒「終わり」(=期間の終焉)がハッキリしているものに使われる言葉である
《午前》
①夜の12時から正午まで
②夜明けから正午まで
⇒終わりは「正午」でハッキリしている
《午後》
①正午から午前零時まで
②正午から日没まで
⇒終わりは決まっていない
よって、『午後中』は使いにくく、言われない
※同じ時間関連でも『今日中』は使える
◆また、動作的な意味の語でも、終わりが曖昧なものには『○○中』とは付きづらい とのこと🙄
○ 婚約 ✖ 結婚
○ 就活 ✖ 就職
❖ ◆ 引用終わり ◆ ❖
「考える」が深い人は、既に違和感が芽生えているかもしれませんね!屁理屈ではなくて、本質思考🤭
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《『○○中』≒『○○のうちに』の意味》
つまり、○○の後に位置するフレーム/タームが存在する場合に用いられる語では?例えば、「全体のうちの前半」のような意味合いの場合に。
午前午後って、まさしくそれですね。
午前の”あと”/後ろ側 に必ず午後が控えている。同様にしてさらにその午後の”あと”は何か?というと「次の日の午前」が来るのは事実ではあるけれど、日付側が変わるので連続していると捉えることは一般的にはない。
◆『午前のうちに』=『その後の【午後】になる前に』=午前中
◆『午後のうちに』=午後中 とは言わない
※『今日中』=『その後の【明日】になる前に』で👌
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《『結婚中』『就職中』も充分に言う!》
上記『終わりが曖昧な動作』として番組内で挙げられたものは、ダイバーシティ的な要件を考慮されていない!と直感しました。
離婚しがち(?)な人にとっては大いに『結婚中』を用いるでしょう。
また、文字通りの”生涯現役”でないかぎりは定年退職するわけで、その後の立場では過去を振り返り『就職中』と言うでしょう。
それぞれ、【改めて独身になった】【仕事を引退した】という、後ろ側のターム(期間)があるため、その点を踏まえると『結婚中』『就職中』の語にはおかしな点はありません。
これは、命題の『午前午後』についての前述と同じ考え方です。
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《いや、そもそも、『午後』って…》
昼の12時から夜中の23時59分までじゃないですか? ---
とツッコミたくなった人も多少居るでしょう。
その12時間の範囲であれば『午後中』であるはず、なんです。
その基本(原点)に立つことなく、都合よく〔夕方〕や〔夜〕というフレームを設けがちなせいで、【それらの始まり=午後の終わり】となってしまい、「その境目はどこなの?」議論が巻き起こる😌
前述したように、番組の”答え”は
❖午後の終わりは人それぞれだから❖
でしたが、そのような非均一性のせいではなくてむしろ、
もはや、『午後』という2文字を12時間と捉えない姿勢が圧倒的多数になっている
という”同一性”/足並み揃い感
の方が強いのでは?
という感想を抱きました。つまり逆の論点☝
《おまけ①》
『今日中』だって、深夜0時までという時計通り/「寝る時間まで」と捉える/0時過ぎても開いていて1時や2時に閉まる店や電車の切符の有効期限における『当日中』・・・一概には言えませんよね😞
《おまけ②》
『午後』ではなくて、そもそも『昼間』という語のことだったの?
さて、貴方の思考脳への刺激度は如何でしょうか?🤔
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