車道の端に標示された青い矢羽根のデザイン +
昨日の記事の続編的な感じになります。
※末尾に提起っぽく言及していながら、『ツァイガルニク効果』風だったかどうかは別として、話題は〔交差点〕から〔路側帯〕に移ります🚲
👆を少し振り返ります。
『これじゃ、自転車🚴で交差点通りにくい!』との初稿を書いていた当時、管理官署がそのことを知る由もないはずなのに、丁度のタイミングで①その「自転車横断路の標示」が消されたのです。【下の左側の写真】
「それ見たことか😎」と思っていた矢先、ひと月も経たないうちに、交差点部分のみならず幹線道路に沿って長区間に渡り、右側の写真に見られるような②『青い矢羽根』がペイントされました。自転車の絵柄の部分は映り込んでいませんが、その走行に関する標示であることはお気づきかと思います。
さて、やや応用編です☝
当該サインの〔正確な解釈、つまり交通ルール〕や〔効用〕につき、「これまで生じていたであろう問題」とを併せながら、考え巡らせてみてください。
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何かと”一般論”とは逆の評価をしがちな当方ですが、この事案(施策の方向性)については、異論無く有効である、と捉えています。
ただ、しいて言うならば、『従来は無かった目新しい施しをする場合、(交通者にとっては)明文化されたものをまず読んで、交通ルールに従う』というプロセスが設定されないので、誤った解釈やその他の”効用減らし”が生じてしまうのではないか😞という懸念です。
では、要件をそれぞれ列記してみましょう。
【元来の問題点】
自転車通行の基本である《車道走行》に際し
◆自動車の幅寄せがあって危険に瀕する
◆自転車の通行域が不明
【効用】 - つまりはまず、上記の解消!
◆幅寄せなどの軽減
◆自転車・自動車ともに、自転車の通行する場所を認識しやすくなる
◆自転車の通行域がはっきりするため、それを外れた”自由気ままな”走行が抑止できる
◆(基本的に不適である)歩道走行の自転車に対し、車道へと誘導できる
◆矢印の形なので、〔左側通行しない=逆走している〕ことへの気付きをもたらす
⇒その他、何か思い当たる点は無いですか?
【特筆すべき注意点】
◆矢印の上は自転車専用、ではない!
つまり「車道混在」の状態、共用スペースなわけです。※この部分を『自転車走行指導帯』と呼ぶようです
⇒他方、下に添付した写真は『自転車専用通行帯』の実例です。自動車はもちろん、バイクも通行禁止です🚫
前述したように、そもそも当該『矢羽根マーク』が一体何のマークなのかを、自転車、自動車ともによく理解していないおそれあり、との問題を撲滅できそうにありません😩
「じゃあ、もっとわかりやすくすれば?」という方へと思考が向く人がいらっしゃるでしょうが、本稿は”わかりやすい”の追究ではありませんので、その点は、よしなに🙇
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《青矢羽根マークの後の工程で追加された図柄》
自転車レーン?バイクにも見えるけど 説が有力😓
解釈を間違うと大きなトラブルでは?
◆そして、この幹線道路の歩道には、この『自転車通行可』が掲げられています。今般、車道にこの通行帯が付けられた以上、それが解除されるはず、と考えます。
さて、取り外されるのはいつでしょうか🤔
◆この看板☟は、当時より数が大幅に減ったもののまだ一部残されています。 ※右側走行の抑止🚫
《おまけ》 ---
安全確保の施し、ご苦労様です🙇
工事も労力が要るが、自らの足でネタ画を集めるwriterも疲れる💦
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