変換機能の進化? - 『言葉の変化』と履き違え
今月、地上波のテレビ放送で週末に集中放送していますね『鬼滅の刃』。昨晩の『鼓屋敷編』 - 鬼の響凱(きょうがい)が出る回の辺り を録画して、2度目になりますが視聴しました📺
【鼓】って、何という漢字ですか?
”つづみ”ですね。太鼓(タイコ)のことです。
この字を使った慣用句がありますね。
【舌鼓を打つ】 --- 。
⇒多くの人が「したつづみをうつ」と読み(発音し)ますが、一部の人においてはこれが
✖ したづつみ となってしまっている・・・ とは時々話題に上ることがあるようです👂
思い起こせば当方が小学生の頃、この慣用句を初めて耳にした際。的確に聴き取らず(?)に「したづつみ」と認知したことがあるような気がします。
口の中のベロで〔包む〕ように味を感じ取るから、という想像力に基づく先入観的なものがあったのかなと思っています。あいにく「を打つ」の部分が省略されていたことも要因の一つでしょう。あるいは、その際の発言者が実際に「したづつみ」としてしまっていたのかもしれません🙄
その後、自然と認識・知識を適正化できて今に至っているのですが、世間では事情が異なるようです。
林修先生がテレビで発言したことでは、『どうやら、近年、「したづつみ」の方も容認に向かっている』と。
つまりは、【鼓】とい漢字に関し、「つづみ」だけではなく「づつみ」という読み方を持たせようという流れがある、ということです。
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my note の別のところで書いたことがあるかもですが、
【新しい】が「あらたしい」だったはずが現在はほぼ誰もそう言わずに「あたらしい」置き換わっている流れがあったという例に対しては(珍しく^^;)違和感がない
と当方が思うのは、【新】という語単体では確かに/元から”あらた”という読みがあるから、です。
フリガナとしてまず「あらた」。及び「あらた・しい」。後に「あたら・しい」も生まれた。
そのスタンスでいくと、【鼓】とい漢字は「づつみ」という読み方もある、という展開には迎合感を持ちます🙆
※ただし、この例を出して「言葉の変化だ」と頑固に訴える”素人国語論者”には蕁麻疹が出そうになるので伊之助🐗のような猛進はお控えください🙇
でも、ですよ。
【雰囲気】を「ふいんき」と言ってしまう革新性はどうしても…
いや、”言う”ではなく”読む”でしょうか。
仮名で扱う語句なら、文語が口語になるのと似て、許容して差し支えないでしょう。
でも、
【雰囲】は「ふん」と「い」であって、多重的に「ふいん」と読んでしまう強引さは危機…
①simulation はシミュレーションであってシュミレーションではないし、partitionという”仕切り板”はパーティションであってパーテーションではない
②アニサキスであって兄貴刺すではない
そのような
①カタカナ語を「作る」のだから”揺れ”はありがち(≒まぁ👌)
②笑い話
な例と並列はできず、《既定の漢字の読み替え》をこのような形でもたらす流れには不安を覚えます。
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タイトルで『変換機能』と出していましたね!
幸い、今これを打っている当方のPCでは、「ふいんき」と入れても変換されません。あくまで「ふんいき」でないと不可🙅
でも、一部のスマホでは、”先進”しているようで…😰
このように、【雰囲気】が変換候補のトップに出てしまう”準拠”仕様😞には感心できません。
どうしても「”時勢”に沿いたい」というのなら、せめて以下のような仕様止まりで願いたく🙏
また長くなってしまいましたが、《まとめ》です。
「ふいんき」は恥ずかしいです。
『言葉の変化』だと言って”粋がる”のは差し控えた方がよさそうです。という、下記稿の続編だったわけです😂 タイトルそのもの!
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