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助詞省き というデザイン④ - 大きな差異《部分否定》

 日本語文中の〔助詞〕に関し、本シリーズ①②では《意図的に省いてみることを推奨》という主旨でした。③ではクイズを出題して《ニュアンス等、互いに差異が出るもの》すなわち、意外と大きな効力を有する/高い役割をもつもの の例をお示ししました📖

 今回は再び、助詞を省く方に回帰します(^^♪


 

 ところで、掲題シリーズ①~④とは別で、昨日upした以下の記事👇では、全面的に決めつけるスタンスの文言について挙げました。

 
 以下は、そこからの連想題材なのですが✍

 国文法には(英語でもそうですが、)【全否定】と【部分否定】という語法があって、正確に表現しないと似て非なる、いや、全く異なる文脈になってしまうために気を付けなければならない表現がありますね。
 その代表例が‥‥

🔷全て”は”ありません

これは
①まったくもってゼロ=皆無
②一部有る

のどちらの意味なのか、お分かりになりますね?

 

👇 ☟ 答え ☟ 👇

 

あくまで②の方。🔷【部分否定】の語法です📖
※英語では "not"と"all"とを一文に共存させるとこれになります

 日本語において、ここでの”は”という助詞はとても大切な役割を果たしていますね。話し言葉に織り交ぜるとき、この一文字を明瞭に強調して発することがあるくらいです。(当方は割とそのような配慮をしたがるタイプです😅)

 

 では、一応、次の問題☝

 🔶【全否定】。つまり、「一部は有る」ではなくて文字通りの「ゼロ」だと言いたいときにはどのようなフレーズに替えればよいですか?

~ ~ ~ ~ ~

慣用的でシンプルな例を挙げれば
🔶全てありません
のように、助詞を省くことで概ね伝わりそうです🤔
※英語では "no=not any"とか"nothing/none"とかが用いられます🙆

 

 あるいは、🔷【部分否定】であるのに🔶【全否定】の文脈なのだと受け取られてしまわないようにと《配慮フレーズ》を述べるなら・・・
 

🔷全て有るというわけではない

とすればベターでしょうか。
⇒お気づきのように、決して「無い」ではなく、「少し有る」どころかむしろ、「全てには至らないが大方ある」のニュアンスなのだ!というところです💡

 

 1つ前の記事での「断定回避提案」とは反対で、明確な意志をもって、助詞を適用したり省略したりでそれぞれを区別しましょう!という”気づき”のお話でした🙇


 助詞を強調したくなる例。
 貴方も連想力を発揮してみてください🙋

 いや、《後編》へと続きますので、イメージだけでも🤣

 

※トップ画像は「ハーブティー🍵≒はーぶきー」ですがそれが何か?🫣

&数GACHTiき思考力👇

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