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2つの類似語句のデザイン② - ごぞんじ

 ほとんどすべての人が何の”引っ掛かり”もなく慣用に至っている。でも、「言われてみれば」気になってくる --- そんな【身近な話し言葉や文面語句】について、並記することで検証していこう🤔

 という新たな主旨のシリーズ。その2回目です📖

※最初に断っておきますが、当方は国語学者でも教育者でもないので、あくまで本質思考由来の違和感等について、”気づき”提起を展開しています。
~もし、語学的に誤りが含まれている場合には恐れ入ります🙇

 


 

『ごぞんじですか?』

という質問セリフを口にしたことがありますよね?

漢字で書くと次のうちどちらですか?

①ご存知
②ご存じ
③どちらでもok
④片方のみok ※事例によって使い分け

⇒「③」と答える人が多いのだと推測します

 
 だとしたら、「知」ごときの平易な漢字。平仮名表記にするよりはきちんと”大人らしく”書きたいと思いませんか?
 漢字使用を徹底☝

 あるいは、ひょっとして、
 「平仮名を織り交ぜたほうが柔らかくなる」論者ですか?

 もっと別の『知識人』なのかも?

 

 「知っている」という意味をもつとされる『存知』。それ単体では『ぞんち』と読むらしいですが、それに”御”を付けた【相手を立てる敬語表現】かと類推され得ます🤔
※「ち」が濁って「じ」/「つ」が濁って「ず」 という変化例がありますね

 よって、①②の2択では、①の「ご存知」がより適切だとの判断に至るわけですが…

 では何故しばしば「ご存じ」の文字使いが見受けられるのか…
 という考察に繋げたいのですが、「知っている」「心当たりがある」人は居ますか?
(あるいは、そもそも本記事でのここまでの論調に違和感を抱いているとか?🙄)

 

 あくまで当方独自の説なのですが…

 謙譲語の「存じ上げる」というフレーズの存在が悪さをしているのではないかと🤔 
 これは、「知る」や「思う」の謙譲語である「存ずる」をさらに丁寧にしたものですね。「存ずる」の中に『知』の漢字は無く、つまり「存知上げる」ではありません🙅‍♂️

 こちらの方の「存じ」2文字に”釣られて”、【上述したような〔成り立ち〕に背く語法/表記】にしてしまう… 稿末でリンクをお示しする『有給』の事例のように🙈

 


 

 ここまでの展開で、「なるほど!そうなのか💡」と思っていただいた方🙋 ありがとうございます。

だが、しかし!

 
 ↓のような記事がありました👀

上記サイトより

 

 なんとなんと!「知」の文字がもつ意味合いや「存知」という熟語の存在を真向否定されてしまいました😱

(1)主語が自分:謙譲語の「存じ上げる」 の場合のみならず、
(2)貴方は『ごぞんじですか?』 においても、『存』とはすべきではない🚫
⇒冒頭のクイズでは
③どちらでもok はあくまで”当て字”の慣用止まりにすぎず
②ご存じ が正当💯🙆

らしいですよ!

「拝〇」や「〇〇上げる」と同様で、
”存ずる”の謙譲語感がまさり、相手には…
当方は(2)において『存知』を続ける所存です🤪

他方で、↓の誤用乱発には”気づき”と改訂を🙋

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