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ホームドアのQRコードのデザイン《続編》

 昨日の「なんだかしっくりこない施し」🙊とは打って変わって、本質的有意義なデザインについて、採り上げます。
 ICT技術の適用要件/導入思考の差異について、貴方は比較評価できるでしょうか🤔
※添付写真は適用路線とは関係の無いイメージ画像です📷

 

 前稿の例とは効用も着想も全く異なるもので、2023年後半から都営地下鉄線にて実運用開始しているこちらは
◆QRコードは車両ドアに貼付
◆スキャナはハンディ(:手で持ってかざすタイプ)のデバイスではなく、ホーム上の線路際/停止時の各扉位置の頭上辺りに固定設置したカメラにて

という設備施しです。

 そして、肝心な《設置目的》《導入効用》とは🤔
 大都市圏にお住まいではない等、『複数の鉄道会社による相互乗り入れ』という仕組み/体制に馴染みが無いという方には想像を超えてしまうかもしれず恐縮ですが🙇連結された個々の〔走行編成〕の範囲では同一であっても、一両に扉が3か所または4か所のような異なるタイプの〔系統〕が存在し得ます。※詳細の補足説明は割愛します
 それとは少し別の要素の【便(鉄道の場合は〔運行番号〕と呼ぶのでしょうか)によって連結車両数が異なる】という点に着目すると馴染みやすいでしょうか。

 車両側の扉は車掌による一括制御が現在も継続であるものの、あわせて、【停車時と発車時のホームドア側の開閉】が自動的・連動的に作動することが要件になるわけですが、上記のように車両仕様が画一化されていないとその設定(位置等)が一筋縄ではいきません。

 その「お困りごと」を解決するためのデザインなのです☝

 

 要点についてキャッチできましたか?

 到着便ごとに『どのタイプの車両か』の情報を含んだQRコードが添付された車体に向けてスキャンが行われ、ホームドア側の挙動が適切なものとなるような体系を実現している、というところ👍

 このような発想軸と技術との波長が合った取り組み事例というものこそ、評価に値するデザインではないでしょうか🙆

 さらに言えば、「企業努力」「生産性向上」の本質たるもの、カタチばかりの”DX化”に迷走するとか、調達先への買いたたき由来のものを”コスト削減”と言ってのけるとか、ではなくてこのような経緯での成果追求こそが、「本来備えるべき心得の方であるにもかかわらず欠落しがち」な問題なのではないでしょうか。
 

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