駅の改札内の通路 - 幅が不均衡③ +
シリーズでupしてきました本記事📖
①では【対面通行のあっち行きとこっち行きとで、歩行区分(道幅)のバランスが偏っている例の理由】を解析し、
②では【①に似ているのに均等になっている例があるのは何故か】を考察しました。
そして、次の現場写真はさらに別の例で少し変わっていて、いずれもホームへと向かう階段を撮ったものです📷
これもまた、幅が偏っていて均等ではありません。
一般的な相対式(もしくは島式2面式)ホーム、
つまり、
〔Ⅰ. 上り線ホーム〕と〔Ⅱ. 下り線ホーム〕とが別になっているタイプ
の場合に、前項①②とは別の理由で不均衡に区切られていることがあります。
さて、
〔A〕昇りが広い
〔B〕降りが広い
設定となっているホームへと続く階段。
それぞれどちらが
〔Ⅰ. 上り線ホーム〕または〔Ⅱ. 下り線ホーム〕なのか、お分かりになりますね?
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朝夕の混雑時間帯がどうという観点ではなく、
【Ⅰから乗車する人とⅡへ降車する人が全般的に多く、その逆が少ない】
という実状に沿った配分です。
Ⅰではホームへ向かう側が広く、Ⅱへは狭くなっています。
つまり、〔A〕=Ⅰ 〔B〕=Ⅱ です😏
なおかつ、ニュアンスにも注目したいところです。
あくまで『昇り優先』『降り優先』との示しであって、違う側であっても「空いていれば通行してもよい」との設定です☝
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駅内の階段の通行区分の”アンバランス”について、3回に渡り、異なる事例を紹介してきました📷
それぞれの場所での往来実状・交通実態が考慮され、それに沿った工夫運用方針が採られているのですね🤔
貴方ももし身の回りで”不釣り合い”な施し例を見掛けたら、そこに込められた〔意図〕や〔配慮〕について考えてみてください(^.^)/~~~
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