「半分で済む」デザイン《前編》
「マーカー」とか「マジックインキ」とかで呼ばれているでしょうか。大手文具メーカーのZEBRA社製の『マッキー』は有名ですね。
本稿の冒頭では、先日テレビで採り上げられていた《この商品の”生い立ち”》の紹介から📖
1976年の発売当初。油性ペンの市場は既に多くの商品が出ている飽和状態で、新しいペンは店に置いてもらえなかった。
そんな中、拡販するため、営業マンの取った行動/小売店に説得したアピールポイントとはどのような内容だったか?
👇 ☟ 答え ☟ 👇
⇒「商品棚が半分で済む」と。
①太い油性ペン
②普通の油性ペン
〔機能〕としては2本分✌
でも、見た目や形状、ボリューム感は、事実上「1本」で済む。
これらの「両方が欲しい」という状況/使用欲を持った人にとって、ある意味でこれは『二刀流』ですね😮⚾
~別々に2本買った場合と比べ、「価格が2倍になるということはない」とは多くの人が予想するところかと思います。一般的な(通常の)タイプより「インクの量が少ないだろう」と察せるでしょう🔎
《2倍のニーズに応える》という要素を備えたこの商品は、特に当初はもの珍しさもあり、多くの人が入手に至ったのだと想像しますし、上述したように「販売店にとってもおトク感あり」との評価をもたらしたのかも知れません。
さてこのマーカー。
概ね(個人所有ではなく)学校で用意された備品文房具として手にしたことがある”ご縁”だった人も多そうですが…
インクが無くなるほど使い込んだことはありますか?
あ、一応申し添えますと、内部の機構はもちろん、それぞれのサイド毎に別々のインクが充填されているわけで…💧
その場合、なんとなく、【片側だけがまだ書ける…という存在感】が悲しくならないですか?
インク使用度が〔均等〕に事が運ぶわけなく、枯渇が片方に寄ってしまう。
できれば、【双方で分け合って使い切れる】デザインのものならば🙆
…そのような商品は既にあるのでしょうか?🤔
◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆
❖連想した物:赤青鉛筆
これは『マッキー』よりも「筆箱に入れて日頃使っていた」という人数が多そうです。
☟このように両側を削って
で、子供の頃って、丸付け(採点)する場面が多くて、
赤ばかりが早く減る!
でしたよね?
同様に、モヤっと感(~_~;)
で。
昔は無かったと思うのですが、メーカーさんはちゃんと考えているようで…🤔
7:3!😮
現実要件/消費者のニーズに応えてくれたり👍
あれ?本稿のタイトル --- 「半分で済む」でしたが多少逸れてしまいました😅
⇒このキーワードで、後編へと続きます
《20240118 18時頃にリンクが有効化します👇》
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