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左折レーンに割り込めないデザイン

 自動車運転の経歴が長くなってきたからなのか、世間の「運転リテラシー」が実際に昔より低下しているのか、定かではないのですが、交通社会の安定性は良くない方に向かっていると感じます。

 概ね週末しか乗車しませんが、どこに行っても多くの『困った運転』に遭遇します。
《昨日の高速道路にての例》
①ずっと右側車線に居続ける(後続車がしびれを切らして左車線から追い越していく)ような振る舞い【通行帯違反】や、
②時速100キロ以上で追い越していったと思ったらこちらの前に車線変更してきてほどなく70キロ程度まで減速して平常運転~こちらが追い抜くとまたしばらくして抜き返していく~再び低速化・・・の抜きつ抜かれつを何度も繰り返されるなど、完全マイペースでムラがあることに意識が無い。

~「自分もこんな経験をした!」の連想展開は数多あるかと思いますが、マナーや運転技術の世間話的不満へと展開するのではなくてあくまで【本質思考】を軸に、でお願いします🙇

 

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 以下の実例。稿末のリンク先記事でも類似懸案について述べていますが、「良かれと思って」「これが正しい/当たり前だと思っている」「周りの多くがそうだから合わせないと仕方ない」など、どこまでが自分の意思なのか計り知れませんが、困惑させられる現場をしばしば見掛けます。

 連続画像や動画ではないのでキャッチしにくいかもですが…
 車線が多くある幹線道路。

交差点手前で新たに【左折レーン】が生じるような設計になっている現場例

です。
 ”然るべき場所”で左ウィンカーを出してそのレーンに入ろうとしている白の軽『ダイハツTanto』があたかも「癖悪く割り込もうとしている」ような画角になっています📸

 【左折レーン】はここから分岐するため、至極真っ当なルートを辿っているわけなのですが💧
 左端に見える『黒のバン』やその前を行く『紺のトヨタ車』は、通行禁止であるゼブラゾーンを”のうのうと”進行してきたにすぎない🙅🏻‍♂️
※観察力のある人は、道路標示が剝げ落ちるほどに多車が恒常化していることにも不信感を抱くことでしょう🫣


 こういう「立場の逆転」や「正しい方が悪者にされる」というのは困りものです。「全体の流れに従う(≒自分も早々に左端に入っておく)」という推奨点ではなくて、「同様に交通違反をしなければならないのか?」という本質の論点。

 適切な位置で左へ分岐しなければ本来発生しないはずの〔交錯〕を生じさせてしまう、という事故リスクの高まりや、皆が望まない〔流れの鈍化〕すなわち渋滞もが助長されます。

 

 各運転者の中の、信じてやまない「こうあるべき」「自分はこうしたい」を軽減しなくては、パブリックスペースの安定の実現は程遠いわけです🚫
 少しでも”気付き”に近づけることを願います。

⇒明日も類似思考の記事の続編へと繋がります

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