計算力でも知識でもない算数 - 倍数と約数《前編》
今回と次回とは、少しだけ「算数のお勉強」です。
それを聞いただけで”じんましん”が出てしまいそうな人でも、ご一緒に楽しみましょう🙋
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現在放映中のテレビコマーシャル - サマージャンボ宝くじ「ジャンボ兄ちゃん グループ買い」篇 は面白いですね。
個人で買わなくても、多人数が寄って、枚数を多く買うことで・・・という〔作戦〕について紹介されています。
シリーズもののこのCMでは、豪華俳優陣が5人兄弟に扮したドラマ風、いやショートコントを展開しています🤣
「山分け!」
「皆で当選確認するの楽しそう」°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
でも、三男が”難点”に「気付き」ます💡
上手く分けられない! ・・・?
さて、どうしましょう🤔
さすがは長男。すぐさま妙案を出します
このnoteを読んで下さっている貴方なら、(CMを未知であっても)即時でこのコントのオチにお気付きでしょうけれど、同系の〔感心〕は巷で意外と多いのではないでしょうか🙈
末っ子のみぞ知っている
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この「なごやかムード」の中で思考拡張するなら…
腹落ちしているこの「上の4人」の頭の中ではきっと・・・
◆”億”という単位数字にばかり魅せられてしまっていて、700,000,000などという見たこともないような桁数の数字は既に脳内から排除されてしまっていて、固定観念・先入観により、『7億円』の"7"のみが見えているのではなかろうか
◆1万円札の束の山💴ではなく『1億円札🧔』x7枚 がデザインされているのであろう
ということで、表題に含めました《約数》の話。
つまり、7億=700,000,000 の約数として、5や140,000,000 があるのになぁ…という、無理やりなCMネタ披露となってしまいました。
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《倍数》の話 - 当方的には👆から連想🙇
小学校の算数で習います。倍数という単元。
中でも、9の倍数(や3の倍数)の特徴は比較的知られています。
算数科目で出てきそうな問題☝
解いてみてください!
6桁の自然数(100000~999999)のうち、
最も小さな9の倍数は?
👇 ↓ 👇 正解は・・・👇 ↓ 👇
(答え)
⇒100008
※99999の次だから…と、これに+9して…等もokですが・・・
「9の倍数」と示されて考えること☝
大きな数。それが何桁であっても、
《9の倍数》は、構成する数字それぞれ(一つひとつ)を足してみた結果もまた、必ず9の倍数となっている
ご存知でしょうか?
まずは九九の範囲で確認しましょうか。
18,27,36・・・81。 どれも、足すと(1+8,2+7,3+6,・・・8+1)="9"ですね。
同様にして、
801,8001,80001も。
333も。
288も18(=2+8+8)なのでok。 これら全て9の倍数です。
それを踏まえて、でアプローチすると。
100000 ⇒ 1+0+0+0+0+0=1
100001 ⇒ 1+0+0+0+0+1=2
100002 ⇒ 1+0+0+0+0+2=3
・
・
100008 ⇒ 1+0+0+0+0+8=9
よって、100008が正解です💯
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今日はほんの小手調べ。
~表題で『計算力でも知識でもない算数』と歌っておきながら上記の《9の倍数の特徴》は知識だ!と突っ込まれかねなく、恐縮です🙏
次回は《約数》に関する興味深い設問をご紹介します。
算数科目の問いでありながら、算数力を鍛錬したからでもなく、学校で知識を高めてきたからでもなく、別種の
『論理的思考力の備わり方』ばかりが試される
という良問です。是非チャレンジしてください💪
《後編のリンクを追加掲載しました》
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