OA機器を繋ぐケーブルのデザイン +
それほど詳しくもないのに深入りしてボロが出ないよう気を付けながら、で展開します😅
おそらくは皆さんのご家庭にも一本はあるであろう接続コードの一種です。詳しいことは知らなくても、見たこと・触ったことはありませんか?
かつては赤白黄の三本で『ピンプラグ』と呼ばれていたタイプ(映像が黄色で、ステレオ音声LRが紅白)がありましたが、それらが集約化されたようなイメージです。【映像や音声を有線で送る】というファンクションが共通しています。
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では、これの〔名称〕をご存知ですか?
ロゴは登録商標®付きのもので規定です。ケーブル実物にも必ずこれが書いてますので、ロゴ自体も見たことがあるのではないでしょうか。
《一応、知っている》という人は自慢げに
《初めて見た》という人はこのロゴを読み取りつつ、
いずれの人も「せ~のっ!」で、〔名前〕を唱えてください。
「エイチ・ディー・エム・アイ!」
どうやら、意外と多く、何声も聞こえてきましたよ。
「エイチ・ディー・エム・エル!」という声が…
これは、〔HDMI〕であって〔HDML〕ではないのですね。
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では、何故に誤解/誤認が頻発するのでしょうか。
まさしくご自分が”その口”で「言い訳」がある方の場合には愚問かも知れませんね🤭
なので概ね、【当たり前のように正しく呼んでいた人】向けの思考例題です☝
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①《文字のデザイン - 見た目の誘因》
英字(アルファベット)には大文字と小文字があるのはご存知の通りです。
HDMI
この4文字の〔見た目〕について軽く解析すると、
①H/h, D/d - 差異が識別 し易い程度に「大きく異なる」
②M/m - わりと似ている部類
③I / i, L / l - 別の文字なのに相互の区別が紛らわしいと感じるケースがある。フォントによってもその度合いが左右される
その要件を意識しつつ、今一度ロゴを見てみると、"H""D"という最初の2つは明らかな大文字でありながら、その次の”エム”はというと…
◆急に小文字になっても違和感があまりない が同時に
◆「これは小文字である」感を潜在意識に訴えかけてくる
そのような雰囲気を醸し出していませんか?
この流れで(≒"m"の印象を抱えたまま)、次の文字を見ると、実際は大文字のアイとして並んだ"I"は、小文字のエルに見えてしまう!😲
これは【錯視】の類だとは言えないのでしょうけれど、人は何かと”影響”されてしまう、降りかかってくる誘因に流されてしまいがち、そのような弱さが顕れた一例であるように思います🤔
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②《似た用語の存在 - 同じくデジタル系》
〔HTML〕という用語はご存知でしょうか?一般の人が身近に触れるのは主にE-mailの領域です。「言語か文字表記か、何かそういうもの?」という印象はあるものの、詳しくは知らない方が多いと思います。
でも〔HTML〕という文字列自体はしばしば見掛ける、というタイプの人にとって、(これもまた)潜在意識的に刷りこまれていて、当該〔HDMI〕ケーブルや端子を見た時に、(馴染みのある〔HTML〕と一字違いなので)”惑わされて”〔HDML〕か🤔 と認知するに至るのではないか --- という仮説
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「聞いて知る」よりも「見て知る」ことが多くなっている昨今。ネット社会へと推移してきたことも要因の一つなのでしょうか。初見の〔見た目〕で、ひとたび認識してしまうと、自身によって〔定着〕させてしまい、誤認から脱することができなくなる… そのような”思い込み”例は、探すと色々ありそうですね😵💫
類似事案として真っ先に思い浮かぶのが、【やや難読の人名漢字】。
〔正解〕を知りもしないのに「自分なりに」勝手に”読んで”しまうと、後に正解を知り得たところで修正がきかず、それ以降も誤り続けることになりがちです。 あ、これは単なる”自戒”でしたか?💧
《以下、ご参考まで》
[HDMI]
[HDML]
[HTML]
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