「差はどれだけ?」のデザイン
昨日(2021年10月24日)、テレビ中継もされていた『第7回プリンセス駅伝』はご覧になりましたか?
◆11月28日に宮城県で行われる女子駅伝日本一決定戦『クイーンズ駅伝』への出場権(20チーム)をかけた一発勝負の全国統一予選会
なんです。
ネーミングがオシャレですね。プリンセス☞クイーンズ🤭
マラソン男子はオリンピック本戦よりもMGCの方が断然見応えがあったし、23日に行われた箱根駅伝の予選会のように圧倒的な「熾烈さ」があるという、ある意味での本末転倒感が否めない様相になるとすれば、《勝負》の世界感はわれわれ素人には一層感知しにくいものとなります。
いけないいけない。主観的前置きを長々としてしまわないように🚫
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《今年の結果》
優勝🏆 資生堂 大会新の〔2:16:41〕
2位のタイムは〔2:18:02〕ですので、接戦と言うよりは独走であったということが、数字だけ見て判断されます。
引き算、できますか?
1分21秒差です。
ゴールタイムについて述べましたが、途中(の中継点/襷リレー地点)においても、『○分△秒差』と表現されるのが常です😲
貴方にとって、「言われてみれば…」の違和感は生じませんか?
競走🏃
言わば「追い掛ける」「逃げる」の関係なので、その「差」について《距離》で表現することはないのでしょうか?
自らの”タイム”を気にする経験がまずない皆さんの多くにとっては特に、『1位と2位の差は何メートル!』の方が妥当であるように思えてきませんか?
概して、(ゴールタイムのみならず)途中経過ですら、このような
”動体”どうしの差は、距離ではなく時間で表現されがちである
という点に、今更ながら意外性を感じたり気付きを得られたり…な効果・影響があれば幸いです😁
※テレビ中継でも、確かに時々は見掛けなくもないですが…
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話は大きく転回しまして。
しばしば利用する高速道路脇に設置されている電光掲示板の例。
ドライブレコーダー映像からのスクショなので不鮮明で恐縮ですが^^;
漢字4文字分の容量しかないごくシンプルなものです。※脇見運転要素をもたらすのは本末転倒です。
この〔前半〕と、2秒サイクルくらいで〔後半〕の4文字とが交互に表示される設定になっています。
続き。予想できますか?文字数制約があるもと、貴方ならどのようなフレーズにしますか?『取れ』『注意』そのような語句で構成しますよね🤭
実際の答えはこれです👇
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何も”出し惜しむ”ほどのものではありません😅
『車間距離 十分取れ』
もう、展開は読めましたか?
前を走行する車がこの地点を通過してから、約5秒しか過ぎていませんでした。
なので、これに従い、9分55秒の間。高速道路上に停止してしまう馬鹿正直者が居たとか居ないとか🤔
ちなみに当方は「充分」の方の文字使いを好む、というのは、学生の頃から実行していました✌
10分間の意味の「十分」の仮名は【「じっぷん」であって「じゅっぷん」は誤り】とするか否か、の懸案など、どうでもよいので、
読む人において生じ得る誤認をミニマイズする工夫を🙋
💎 👇国語工夫の宝庫を取りこぼしなくどうぞ🤭 💎
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