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やっぱり映画も好き

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好キナ映画、集メマシタ。
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記事一覧

パブロ・ラライン『ネルーダ 大いなる愛の逃亡者』【映画評】

さっそく「ネルーダ週間」がはじまり、かねてからお気に入りリストで熟成させていた映画『ネル…

既視の海
1年前
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アントニオ・スカルメタ『イル・ポスティーノ』

原作があったなんて、まったく知らなかった。 南イタリアの小さな島を舞台に、素朴な青年マリ…

既視の海
1年前
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クリスティン・ジェフズ『シルヴィア』【映画評】(吉原幸子・皆見昭訳『シルヴィア・…

アメリカの詩人、シルヴィア・プラスの半生を描く、クリスティン・ジェフズ監督の映画『シルヴ…

既視の海
1年前
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鈴木清順『ツィゴイネルワイゼン』【映画評】

鈴木清順監督の映画『ツィゴイネルワイゼン』を観る。 内田百閒の小説がきっかけで、この映画…

既視の海
1年前
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ダニエル・シュミット『ヘカテ』【映画評】

ダニエル・シュミット監督の映画『ヘカテ』を観る。 サハラ砂漠から始まったモロッコへの興味…

既視の海
1年前
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ポール・ボウルズ『シェルタリング・スカイ』

ポール・ボウルズ『シェルタリング・スカイ』を読む。 調べると、2010年以来の再読。偏愛作品…

既視の海
1年前
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ジム・ジャームッシュ『パターソン』【映画評】

ジム・ジャームッシュ監督の映画『パターソン』を観る。 暮らす街とたまたま同じ名をもつバスの運転士パターソンは、詩を書く。毎朝、美しい妻ローラの横で目覚め、シリアルを朝食にとり、ランチボックスを片手に自然豊かな路地を抜けて通勤する。車庫を出る前の運転席で白無地のノートにボールペンで詩を書きつける。路線バスを運転しながら、乗客のおしゃべりにそっと耳を傾け、詩のヒントになることも。 夕方に帰宅してからは、妻とお互いにその日の出来事を報告しあったり、地下にある自分の机に向かったり

「思い出す」のは過去ではなく、現在——有吉佐和子『悪女について』、宮本輝『幻の光…

拝啓 ついに入梅かという湿っぽい気持ちを隠せない一方、静かな雨音をききながら読書するのを…

既視の海
1年前
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「憧れ」こそ生きる力——森村桂『天国にいちばん近い島』【書評】

拝啓 心惑いながらも一つひとつ言葉を紡いでいるあなたの手紙、とても嬉しく拝読しました。 …

既視の海
1年前
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「共犯」に、なりたい。——トレイシー・シュヴァリエ『真珠の耳飾りの少女』【書評】

拝啓 十年に一度という寒気が通りすぎようとしています。乾いた東京の空にも雪が舞いました。…

既視の海
1年前
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【6通目】破滅にむかって時が静かにすぎる切なさ——ジョルジュ・シムノン『離愁』【…

拝啓 冬至が近づき、日がほんとうに短くなりました。寒さをまぎらわせるために、心温まる物語…

既視の海
1年前
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【5通目】小説が先か、映画が先か——ジョルジュ・シムノン『仕立て屋の恋』【書評】

拝啓 昨晩は今年最後の満月でした。ご覧になりましたか? ただ正直にいえば、満月よりも、ち…

既視の海
2年前
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【2通目】喪失感を抱いて夕陽に泣く——カズオ・イシグロ『日の名残り』【書評】

拝啓 時雨ならば風情があるものの、晩秋には似合わない生温かい風と雨が、散りゆくもみじを湿…

既視の海
2年前
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読書と言葉が「生」を照らす——M・オンダーチェ『イギリス人の患者』

拝啓 昨夜は屋根に激しく打ちつけていた雨も明け方には上がり、いまはすっかり晩秋の日差しとなりました。 あなたからの返信を待ち切れず、それならばまず、こちらから本を紹介しようと考えました。記念すべき(!?)第1回目ですから、あなたもまだ読んでいない新刊を、とも考えたのですが、あえて古い小説を選びました。 手に取ったのはマイケル・オンダーチェ『イギリス人の患者』です。1992年のブッカー賞作品。あなたなら、きっと読んだことがあるでしょう。『イングリッシュ・ペイシェント』とし