繊細で敏感すぎて疲れる人に…予想外に心を癒すひとつの方法
心、疲れていませんか?
発達障害やHSPの特性があって、繊細な人にとっては、現代社会は特に生きづらいと思います。
パソコンやスマホに向かうことが多く、デジタル疲れを起こしている。
人とのコミュニケーションで、必要以上に気疲れしてしまう。
周囲の人から軽く扱われているようで虚しい。
敏感だと、周囲からの刺激や感情を察知しやすいです。うまく受け流せればいいのだけれど、優しさゆえに抱え込んでばかりいると、疲労が溜まりに溜まってしまいます。例えるなら、そう、ゴミ箱から無残に溢れかえった紙屑のように……
ASD当事者である私も、ここ数か月は疲れでパンクしそうになっていました。仕事やプライベートでのタスクが重なって、処理しきれなくなったからです。
で、今は、生活習慣を少しずつ見直している真っ最中。「これは心の疲れに効くかも!」という方法を、いくつか発見しました。今日はそのなかでも、とっておきの1つを紹介しますね。
野菜を育てることで、心が癒される?
私が予想を反して、「これは癒される!」と感じたこと。
それはズバリ、野菜を育てることです。この6月からミニトマトを、7月からは大葉を、うちのベランダで育てています。
私はハッキリ言って、サボテンでも枯らしてしまいそうな人間ですが(笑) ミニトマトも大葉も、ズボラな私をよそに、スクスク成長してくれています。この記録的な猛暑のなか、頭が下がる思いでいっぱいです。
私がベランダ菜園で実感している、3つのメリットを紹介します。
1.五感が癒される
ミニトマトも大葉も、そばに近寄っただけで青々しい匂いがするんですよ。口のなかに味が蘇ってくるくらい。
毎朝、日差しや風向きや土の湿り具合を気にしながら水遣りをしていると、五感が静かに満たされていきます。仕事でパソコンとにらめっこをしている私にとっては、至福のひと時です。思わず笑みがこぼれます。
2.コミュニケーションしているように感じる
野菜は育てると、ちゃんと応えてくれるんですね。ミニトマトが赤く実り、大葉が新緑の葉を茂らせていくと、私の思いが届いているんだなと、嬉しくなります。言葉がないのに、意思疎通ができているみたいです。(まあ、私からは、声を出して話しかけていますが……)
人とのコミュニケーションは楽しいときもあれば、しんどいときもあります。相手に対して疑心暗鬼になったり、見えない嫉妬を浴びたり……植物とのコミュニケーションには、そのようなマイナス面はありません。無邪気だからホッとします。
3.自己重要感が満たされる
「私なんて、いてもいなくても、どうでもいい存在なんだ」と、下を向きたくなることはありませんか?
野菜は私が水をあげなければ、枯れてしまいます。野菜にとって、私はなくてはならない存在です。朝の数分間、水遣りを続けることが、私が生きていていい理由のひとつになっています。
「何てささやかで、大げさな!」と思うかもしれませんが……自己重要感は、特別なことを行わなくても、満たされるものなんですね。
まとめ
私が予想以上に癒されていること……ベランダ菜園について紹介しました。
実感しているメリットは、以下の3点です。
1.五感が癒される
2.コミュニケーションしているように感じる
3.自己重要感が満たされる
ベランダ菜園に限らず、この3点に当てはまるものは、心の疲れに効くのではないかと思います。ペットを可愛がるとか、推しを応援するとか、創作に打ちこんでみるとか。
疲労回復法としては、ゆっくり休むのがふつうです。とはいえ、五感をマイナス面でなくてプラス面で働かせてみるのも、心のバランスをとるのに有効でしょう。
もしよかったら、参考にしてくださいね。
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