真の「生活習慣」改善
記事の長さはおよそ1,000文字。1〜2分程度で読めます。
記事の概要
「日本人は認知症にならずに長生きする」。2022年春、意外なニュースが世界に流れた。
ニュースの震源地となった東京大学や米スタンフォード大学がまとめたのは「日本は(認知症患者が)2016年の510万人から43年には465万人に減る」という推計だった。
従来予測に反する「減少」との推計は健康状態や教育歴といった個性を反映したのが影響した。
学びの機会が増えると、認知症と向き合う期間が短くなった。
人口の増加と高齢化で認知症の人は身近になるが、人々が認知症になりやすくなるわけではない。
真の有病率は先進国ではむしろ下がってきたとみる。
「学習の大切さは半ば常識だ」と打ち明けるこの分野の専門家は多い。
論文には何年も前から、思春期を含む年代の学習期間の短かさが、高血圧や鬱などとともに危険因子にあがる。
もっとも「(教育歴が全てという)運命論ではない」
英国で千人超の60年以上に及ぶ変化を追った研究陣が導いた発見は「懸念は生涯を通じて打ち消せる」
幼少期の認知能力が低いと、高齢期の認知能力が下がるとの疑いも強まる中で「私たちの研究では、この関係は信じられているほど決定論的ではない可能性がある。
中年期の教育や働き方、余暇活動などで悪影響を相殺しているようだ」
最新の研究は、認知症を防ぐには、健康管理だけでは足りないと物語っている。
こんなふうに考えた
「認知症を防ぐには、健康管理だけでは足りない」
面白い調査結果ですね。
いくら学生時代に体育会で一日中ハードな運動をしていた人でも、
社会人になってからまったく運動もせず健康管理もしなければ
体力が衰えていくのは自然なことです。
同じように、
いくら子ども時代に一流大学に入学できるくらい勉強したとしても、
社会人になってから仕事終わりは居酒屋でグチっているか、
家でネットサーフィンしているだけ。
こんな生活を続けていては、脳によくないのも納得ですよね。
「健康管理」というと、
どうしても食事や運動など身体面だけを考えがちです。
タバコをやめましょう
糖分や塩分を控えましょう
定期的に運動をしましょう など
長寿時代を有意義に生きるには、
身体のための生活習慣改善に加えて、
頭の健康管理も含めた「真の生活習慣改善」が大切になることを
この記事は示しています。
「学びをよろこび」にして
生涯学び続ける習慣を身につければ、
頭も身体も、そして心も豊かな人生が送れそうですね。
記事の保存先
本投稿は日経新聞に記載された記事を読んで、
私が感じたこと、考えたことについて記載しています。
みなさんの考えるヒントになれば嬉しいです。
「マガジン」にも保存しています。
ディアログ合同会社 小川剛司(つよし)
「学びをよろこびに、人生にリーダシップを」