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小説を書いていると表現の難しさに直面する。描写をすることの難しさ、キャラクターの作り方、言葉選びなど。文章を書いているように見えて自分自身の人生を表現しようとしているのかもしれないと思うことがある。僕はもっと活発に自己を表現していきたい。2021年はそれが叶わなかった苦難の年になったが2022年はもしかしたらさらに表現ができるかもしれないとも思う。表現というのは独りよがりではできない。さまざまな人との相談やディスカッションの上で生まれるものだ。小説は一人で行う表現形態に見えて
明日から新人賞に応募する小説を書こうと思っている。 約二ヶ月ぶりに筆を執るのでしっかりとコンセプトから考えていこうと思っている。 SNSを更新しなかった期間に色々と深く自分と向き合うことができた。 それはとても自分にとっていい効果があった。 自分の中で何か焦りがあってうまくいかないことに自暴自棄になっていたのだと思う。 今は誤解や偏見で凝り固まっていた部分は無くなってフラットに向き合える自分になった。 今まで趣味で小説を書いていたが完成しないことに不安感を覚えてな
航空の森、宇宙の夢 木下 雄飛 とある国家のとある森の中で、切り株に腰かけた70歳近くの木こりの老人が、まだあどけなさを残した15歳ほどの年齢の男の子に対して、大事なことを話すときの重い口ぶりで、優しく諭すように言葉をかけていた。彼らの座る切り株の周辺には、春らしい陽気を感じさせる草花がパッと萌え出ていて、子鹿や小鳥などの幼い動物たちが、地面に落ちているクルミや葡萄な
グローバル・イノベーター 木下 雄飛 序幕 母の声 子宮にいるころからCDで聴かされていた音楽は、母の録音した声だった。胎教という単純な言葉で説明すればそれまでかもしれないが、彼女の肉声を聞いていたという事にもっと重要な意味があるような気がしていた。その声の音色は人々の運命を繋ぎ合わせ、新世界の鋭い息吹を光らせ続けていた。 第1章 彼が目を覚ました瞬間、すべてが変わっていた。世界がどうにも変質したようなのだ。なにが変わったかは、まだわからないが今までとは感覚や手応えが
第一話 ゴミ捨て場で恋は生まれるの 『2013年夏』テレビの画面上にポップな文字が浮かび上がりドラマが始まる。 女性のナレーターが淡々と喋り始める。 『私は東京の大学に合格して一人暮らしを始めた。中央線沿線のアパートを借りて武蔵境方面まで週五日通った。高校を卒業して親元を離れれば自由になると思ってたけれど現実は違った。洋服に興味があって始めたアパレルのバイトでは怒られてばかりだったし恋人も全然できなかった。食事はコンビニの弁当ばかりで想像していたキラキラな毎日とは程遠かっ
本物の表現を見つけたら記号は卒業できるか? パンケーキを食べていてふと思った 自分がここで食事をした感想をどうやって人に伝えよう? 手段としては電話やSNS、人に会う、手紙、メールなど色々あるかもしれない 感想として言うなら『美味しかった』『フワフワしてた』『甘かった』とか幾らでも思い浮かぶ でも果たしてそれは本当に正しい手段で実際に自分が人に伝えたい言葉なのだろうか? もっと自分が伝えるべきなのはパンケーキ自身の事でそんな手身近な方法ではなく真実を伝えられる方法
『依頼主の方がなりたい感情に変わる文学を創作致します 泣きたい時には泣ける笑いたい時には笑える素敵な文学作ります』 1.プロフィール名前 木下雄飛 あなたを『笑顔』にする新時代の現代小説家 個人 20代後半 男性 埼玉県 『あなたのためのオリジナル物語創作致します』物語のことならなんでもお任せください。豊富な読書経験からあなたにピッタリの物語をお作り致します。『結婚式のスピーチが思い浮かばない』『読書感想文が書けない』こんな経験はございませんか?そんな時は私木下雄飛に
淡い味付けのスープを飲む。 僕は、今、心ここにあらず、と いった無明の タイム を過ごしていた。 テレビ は、面白くないので、 ミシン を用意した。 そして、休みの日に茉莉花と買いに行った 服屋 で、気に入って買った黒い スーツ パンツ の裾を2回分織って、糸 を機械に通し、針 を通過させ、電源をONにして、縫い始める。 雑念が消え、心 が 無 になる。 ただ 僕 と 服 がそこにあるだけだ。 部屋の中は、ダンダンダンと、針が動く音しかしない。 他は、雨 が外
すりーぴーす 音が欠けていた私の人生にあの日から光が差したんだ。 2021年5月25日。私はこの街にやって来た。東京都内の住みやすい場所で、スーパーとか、中華料理店とか、お洒落なカフェとか、必要なスポットがほとんど揃っている居心地は申し分ない絵に描いたような暮らしができる都会だった。引っ越しは、午前中にはほぼほぼ終わって、業者の人たちは料金を支払ったらすぐにトラックで帰って行った。2DKのそれなりに広い部屋で、収納スペースも多いし、現代的なポップに彩られたキッチンがお気に
太宰治と三島由紀夫と村上春樹と平野啓一郎あと木下雄飛と言われたら 僕は作家の中で最も偉大だったのは太宰治だと思っている。自分自身を文学に仕立て上げ、最後の死までそのまま文学にした。 三島由紀夫が次にすごい作家だと思う。 文学に学歴は関係ない。 文字が使えて言葉がわかれば誰でも参加できる。 僕は文学者じゃない。 作家でもないし、モデルでもない。 ただ木下雄飛という人間だ。 この世界には、肩書きで埋め尽くされた人が沢山いる。 そして、肩書きの多さは年収に比例する
天酒 いつも不機嫌そうなその人は私にとって父親という存在以上で、何十年も経った今も彼の思い出が毎日頭の中をよぎってどうしようもないのでした。 「ヒロミツ、おい酒もってこい」 「お父さん、もうすごい飲んでいるよ」 「るせぇ。酒もってこいって言われたら酒もってくりゃいいんだ」 「はい。わかりました」 その人は酒乱で酔うと暴れまわって手がつけられないのです。 私が酒を運ぶ係でいつもこき使って私に酒をもってこさせます。 とても苦痛でいつ拳が飛んでくるかと冷や冷やしなが
とくに欲望はないけど、文化人として徹子の部屋に出たい 退屈な日常で同じ日々を繰り返し生きている。今私はステイホームしていて、余り人と関わっていない。インターネットもたまに使っているが、前ほどは更新頻度を下げている。では、何をやっていると言うのか?答えは、睡眠をとって、自分の過去を振り返ることだけだ。今日も朝5:30に目が覚めて、それから朝食を取り、月を散歩させてから、少しマルーン5のドキュメンタリーをテレビにスマートフォンを繋ぎ、YouTubeでみて、SIAの音楽を聴いて、
賑やかだった頃の景色が浮かぶ。 「焼き鳥3本」 「へいお待ち」 「焼酎1杯」 「へいお待ち」 せかせかと大将は動き回っている。 手にはジョッキが何本も抱え込まれている。 ここは、外で飲めると評判の居酒屋。 スタイリッシュでお客さんからの人気も高い。 海外からのお客さんもよくくる。 Excuse me? I want to be eating that one Ok, this is raw liver Thanks This is REBASAS
自立のための自尊心