”あがり症”はこうして克服しよう!
あがり症はライブの敵!
バンドにとって、ライブ・パフォーマンスはとても重要。
演奏技術はもちろん重要ですが、パフォーマンス力もそれと同等かそれ以上にライブの成否を大きく左右します。
しかし、いわゆる”あがり症”を自認するミュージシャンは、それゆえに普段の実力をライブで発揮できないケースも少なくないと思います
そこで本記事では、あがり症のミュージシャンにとって天敵である”あがり症”とその対策について考えます。
パフォーマンス力の重要性
ライブにおいて、パフォーマンスはライブの盛り上がりを左右するだけでなく、バンドの音楽性やイメージを決定づけることもあります。
そのため、”パフォーマンス力”は”演奏力”と同様もしくはそれ以上に重要な要素です。
しかし、誰もがライブで観客を前に常にベストなパフォーマンスでいられるわけではありません。中には、極度の”あがり症”という人もいます。
練習では良い感じで弾けるのに、本番では上がってミス連発、頭真っ白・・・という人もいます。(私のバンドにもそのタイプがいます!)
そして残念ながら、お客さんには、自信なさげな演奏やパフォーマンスはダイレクトに伝わってきます。
その結果、観ていて「楽しくない」、「早く終わってほしい」、「可哀想・・・」などの悪印象を与えてしまいかねません。
逆に、演奏技術は特別ハイレベルではなくても、パフォーマンスが良く、印象的であれば、観客は盛り上がって「楽しかった」、「また見たい」・・・という高評価に繋がることも稀ではありません。
では、どうすればパフォーマンス(力)を上げることができるでしょうか?
観客を味方につけることの重要性
あがり症のバンドマンにとって、観客の存在は大きなプレッシャーとなります。
理由は、観客に自分の演奏やパフォーマンスを評価されることに大きな不安を感じるからで、その結果として緊張が高まります。
緊張は誰しもするもので、すべて”悪”ではないと思います。
ある程度の緊張(感)は気持ちを奮い立たせるし、冷静さを保つことにも繋がります。
問題は、程度を超えた極度の緊張に襲われた場合で、普段のように冷静に対処することができなくなってしまいます。
そうした極度の緊張が、”あがる”ことを誘発します。
しかし、逆に考えれば、観客を味方につけることができれば、あがり症を克服する大きな助けとなります。
観客が自分を応援してくれていると思えば、緊張が和らぎ、普段の実力を発揮しやすくなるからです。
当たり前のことですが、「観客は敵ではない!」ということです。
あがり症を克服するための具体的な対策
あがり症を克服するためには、観客を味方につけることが重要でと言いました
では具体的には、どんなやり方をすれば「観客を味方」にできるでしょうか?
①.リハーサルで観客を意識する
リハーサルでは、観客が自分を見ているつもりで演奏するようにしましょう。
リハーサルはバンド全体のバランスを見たり、マイク・アンプやドラムセットを調整することが主目的です。
しかし、せっかく本番同様のステージで演奏する機会ですから、観客の笑顔や歓声をイメージすることで、本番での緊張感に慣れることができますし、そうすべきでしょう。
例えば、リハーサル中に、観客が拍手や歓声を送っているつもりで、演奏に合わせて体を動かしてみる。
また、観客に話しかけるつもりで、MCをしてみるのも効果的ですね。
②.観客とコミュニケーションをとる
ライブ中は、できるだけ観客とコミュニケーションをとるようにすることです。
MCで話しかけたり、歌詞にコール&レスポンスを取り入れたりするなど、観客と一体感を味わうことで、緊張をほぐすことができます。
例えば、MCで、観客の出身地や、ライブの感想などレスポンスしやすい雰囲気を作ってみる。また、皆が知って良そうな曲では(観客との)コール&レスポンスを取り入れて、観客と一緒に盛り上がるようにする。
③.観客に楽しんでもらうことを意識する
自分の演奏やパフォーマンスで観客を楽しんでもらうことを意識しましょう。
観客の笑顔や盛り上がりを意識して引き出すことで、やりがいや、自信が持てるようになります。
例えば、観客の表情をよく観察し、楽しんでいるように見えたら、さらに盛り上げるような演奏やパフォーマンスをしてみる。
また、観客の盛り上がりに合わせて、演奏のテンポやアレンジを変えるのも効果的。
まとめ
あがり症のバンドマンにとって、観客を味方につけることは、ライブで成功するための重要なポイントだと筆者の経験からも断言できます。
どうせやるなら、楽しいライブにしましょう。
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