
アウトプット(能動的学習方法)で語学学習定着率がアップ!私の場合
学習定着率を図で見る
↓下の図をご覧になってください。
講義を聴くだけですと、5%の定着率しかないのですね。
「勉強した気になった」とは、このことでしょうか?(私はあるあるです)
楽しいかどうかが一番の目的で受講するのであれば、それでOK!だと思いますが、覚えたい!身につけたい!という希望があれば、もう1歩(いや、もうちょっと深く)踏み込んだ学習が必要になってくるかと思います。
そもそもアウトプットとは?
ちまたでは「アウトプットが大事!」と、もはや耳タコ状態です。
語学学習において、アウトプットとは何を示すのでしょうか?
上の図の向かって左側がインプット、右側がアウトプットになります。
インプットだけでは、もしかしたら「わかった気がする」状態にいるのかもしれません(;^ω^)ヒエ~!
知識がない人に理解してもらえたら完璧!
「わかった!」と感じた文法や発音などを誰かに教える、これは非常に勉強になります。特に全く知識のない相手に対し、理解してもらえるように説明するのは至難の業でしょう。
「この人は恐らくここがわからないだろうから、ここから説明しよう。」
「どんな言い方で説明すればわかってくれるかな?」
などと、インプットの時とは別の思考が必ず働きます。
説明を組み立てていくうちに、「アッ!実は私もわかっていなかった!これを聞かれたら答えられない!」という部分が見つかります。
実際に直接教えないとしても、教えることを想定して書き出してみるのもいいでしょう。
他の人のための作業が、いつの間にか自分の学習定着に大いに役立ちます。
中国語講座で文法を教える前に
我が家には中国語の文法書が何冊もあります。それなのに…
お恥ずかしいですが、以前は完全な「置物」でした(*´▽`*)
「文法なんて後付けや!」という、やけくそな気持ちがありました。
「フワッとわかればいい!」のは、読むのがめんどくさいからで…
講座を担当させていただくようになり、上記のようなことは言えなくなりました(^_^;)受講生さんから聞かれるであろう、疑問に思われるであろう文法を文法書で確認します。
だいたい2、3冊の文法書を比較しながら確認します。
内容がどうもしっくりこない時は、信頼できるネイティブさんに聞くこともあります。
そうして準備していても、授業では全く予想だにしていなかった質問が飛び出すことも多々あり、私にはない感性をどこかで楽しませていただいております。そして今後授業を進めるうえで、私自身も勉強になります。
文法の学習がおろそかになりがちな私にとって、アウトプットさせていただくことは感謝です。
おばあちゃんがアウトプット実験台?
ある時ふと思い立ち、同居の姑に実験台になってもらいました。
お茶の間中国語発音レッスンです(;^ω^)
姑は中国ドラマは大好きですが、中国語は全くわかりません。
まず、日本語にない中国語の発音をピックアップしました。
そして姑の前で何度か発音し、同じように言わせてみました。
昔10年ばかり民謡を習っていたせいでしょうか?
80代にしては、姑は意外に勘が良くてビックリしました。
が、出来ない発音も少なくありません。
高齢者でもわかってもらえるように、ゆっくりと口の形や舌の位置を説明しました。1時間足らず練習し、少しずつできるようになりました。
と、ここまではいいのですが、大事なことを忘れていました。
「テレビが観たいから、もうええやろ?」
中国語に全く興味がない人にアウトプットすると嫌がられます(^_^;)
まとめ
学んだ知識を他の誰かに理解してもらえるように説明すると、学習定着率がグーンと上がります。
知識がない人を想定して、説明の言葉を声に出してみたり、文章に書き出しても効果があります。
、