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【90秒で読めます】大玉転がしのような人生
今日は大学時代の先輩とご飯を食べて、ある団体の演奏を聴きに行きます。そうして支度をしていると、大学時代のことを思い出しました。
「君は大玉転がしのように頑張れるから大丈夫」
これは、大学3回生になる寸前に先輩から言われた言葉です。
3回生進級が間近ということは、私の場合、もうすぐ合唱部内のことをいろいろと執り仕切る長の立場になるということを意味していたので、不安がいっぱいでした。そこで、ラーメンを啜りながら不安を吐露した際に、先輩が返してくださった言葉が、
「君は大玉転がしのように頑張れるから大丈夫」
というものだったのです。
私は、自分で自分が要領の悪い人だと思いますが、先輩から見ても、私という人間は
要領が悪く、不器用
ゆえに、闇雲に努力している
のように映るそうです。
大玉転がしは、転がしている最中は大玉で進路の視界が遮られてしまい、行き先が見えません。ただ、前が見えないからといってその場に留まることもできません。行方が見えない中で、玉を転がし続けます。
要領が悪く、針路がはっきりしない中でもがきながら、動き続ける私の行動は、先輩から見て大玉転がしのようだったそうです。
先輩は、
「君は大玉転がしのように頑張れるから大丈夫」
に続いて言われました。
「転がし続ければいつかゴールできる
それに君には仲間を集める力がある」
と言われました。
大玉転がしも時に変な方向に玉を運んでしまうことがありますが、たとえ想定外の方向に向かってしまったとしても、転がし続けない限りは正しい針路を取り戻すことも、ゴールに向かうこともできません。
要は、転がし続けることが大切なのです。
また、玉を一緒に転がしてくれるメンバーが増えれば、増えるほど、ゴールに向かう正確性とスピードが増していきます。だから、どうやって、仲間になってくれる人を増やしていけるかということも大玉転がしには重要です。
たしかに、その大学3回生の時も、またその後の社会人生活でも、はたまた大学以前のコミュニティーでも、私は玉を転がし続けるバイタリティ(活力)と仲間を募る力で生きてきたと思います。
そんな先輩と今でも繋がれていることを幸せに思います。
そのような先輩と出会えたからこそ、いまnoteでもつながりをつくりたいと思えるのかもしれません。