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キムタクダンベル体操 9か月で14㎏減(6)

いよいよ最終投稿です


§10 やっぱり継続は力!

年が明けて2月4日、私は再び病院を訪れました。
体重は、すでに12キロ減っていましたが、問題は、体脂肪率や血液中の中性脂肪、コレステロールの値がどうなっているかでした。 

ドキドキしながら体重計に乗ると、体重は49㎏まで減っていました。
そして体脂肪率の数値が表示されたとき、ワタッシは体重計の上で、飛び上がりそうになりました。

なんと、33%あった体脂肪は、25%に減っているではありませんか! 単純に計算すると、12㎏のうち8㎏の脂肪が減ったことになります。

さらに、嬉しかったのは、血液検査の結果です。
中性脂肪は以前の半分以下に、コレステロールも標準値まで下がり、全て正常値になっていました。

膝の痛みも腰痛もなくなった上に、頑固な肩こりまで消えていて、ワタシはすっかり元気を取り戻していました。

「まさに、根性の賜物ですね。理想的な痩せ方です。私たちは患者さんに“運動しましょう”と勧めるんですけど、なかなか毎日続けられるものじゃありません。でも、継続は力なんですよね。ほんとうに、よく頑張りましたね!」

先生からも、看護師さんや栄養士さんからも褒められて、私は天にも昇る気持ちでした。
継続するためにワクワクするような工夫をしたから、ここまで楽しく続けることができました。
しかし、元を正せば5ヶ月前にこの場所でガツンと言われたから、夫にあんな言葉を投げかけられたから奮起して頑張れたのです。

以前は、鬼のように見えた病院のスタッフさんたちの顔が、この時ばかりは、仏様か観音様のように見えました。

§11 成功の秘訣は何だったか?

今まで、何度も挫折を繰り返していたダイエット。しかし、今回、大きな成果につながった理由を考えてみると、次の6つのことを実践したからだと考えました。

1.具体的な目的を持つ。
(何のために、どれぐらい、いつまでに痩せたいか?)

2.計画的に、長期戦で行うこと。(できることを、長く続ける)

3.習慣にしてしまう。
(歯磨きのように、やらないと気がすまないようにする)

4.有限実行する。(周りに宣言し、理解者・協力者になってもらう)

5.“我慢する、減らす、しんどい”ことは極力避ける。

6.続けている、頑張っている自分を褒めて、ご褒美をあげよう。

特にこの中で大切なのは、2の、「できることを長く続ける」だと思いました。自分のできる範囲で、たとえひとつのことでもいいから、コツコツと続けることが、無理のない減量のためだけでなく、取り組んでいる自分自身のことが信じられて、ワタシがワタシを力強く支えてくれることにつながるのです。 

§12 ダイエット以外の私の変化

楽しくてしかも効果抜群だった この『キムタク ダンベル ダイエット』を機に、ワタシの人生は大きく変わることになりました。

このダイエット体験をまとめたいと思っていたとき、雑誌『婦人公論』で、ダイエット体験談を募集していたのを目にしました。
募集の記事を見つけたのが原稿締め切りの1週間前でしたが、その日のうちに一気に15枚の原稿を書き上げて出版社に郵送しました。そして、1週間くらいたって、編集者の方から連絡がはいりました。

「あの~。送ってもらった原稿なんですけど・・・、すごく面白かったです。是非使わせてもらいたいのですが、実名で載せてもよろしいですか?あんな楽しいダイエットはめずらしいですよ。しかも成功していらっしゃるし・・・」 

もちろんワタシは快諾し、体験談は2ヵ月後の婦人公論に掲載されました。『キムタク ダンベル体操』というのは、編集者の方がつけてくださったタイトルでした。このときもらった原稿料が、25,000円(税込み)でした。
ダイエットがちょっとしたアルバイトになりました。

ダイエット成功の噂はどんどん広がっていき、友人が「danbellケイコ」と名づけてくれました。そして、その名前をペンネームにして友人の紹介で、岩国のタウン誌にエッセイを書くチャンスまでいただきました。

また、
「そこまで大成功を収めたんだったら、そのコツをぜひ教えてもらえない?」という依頼が入るようになり、公民館などでダンベルとストレッチの講座を担当することにもなりました。

あれから8年。

多少の体重の増減はあるけれど、現在も、体型は維持できています。
毎日ではありませんが、ダンベル体操も続けています。1㎏からスタートしたダンベルの重さは、別の目的で4㎏の重さまで使えるようになりました。

そして、ワタシの好奇心はさらに暴走して、ダイエット以外の新しいことにチャレンジし続けています。

このときから、ワタシの座右の銘は
「継続だけが力なり!Never Give Up!」です。

これからも、ずっとその気持ちを持ちつづけて、楽しく進化していきたいと思っています。 (THE END) 

§13 おわりのはじまり


ということで、6回に分けて37歳の頃の体験談をまとめました。
ずっと体型を維持しようと思いましたが、子宮筋腫の治療や父や義母の介護と仕事の両立などで、体調管理を怠ったために、徐々に体重が増えていきました。

気がつけばこの当時のダイエット前以上に体重は膨れ上がっていました。
年齢は64歳。還暦からずいぶん経っていて、あの当時のように若くはありません。
しかし、ワタシの座右の銘は「継続だけが力なり Never Give Up!」です。 
2024年6月 運動だけで体重を減らそう!と思い立ち筋トレとストレッチを始めました。

ダンベル体操(何をやるか)は変えましたが、当時の演出の工夫(どのようにやるか?)は変えていません。
そして、7か月で23㎏の減量に成功し、今も体改造計画を継続しています。改めて、あのとき、減量よりも価値あるものを手に入れることができたと思いました。

これからは、現在取り組んでいる体改造計画について少しずつまとめていきたいと考えています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

ワタシの体験談が、「今年こそは体重を減らそう!」と思っておられる方の参考になれば嬉しく思います。


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