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綴る救急医~今だからこそ、書き残せることを丁寧に

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日々の学びもそうですが、自分の心の動きも書き残しておきたいと思い、コラムを書き始めてみました。 ふと日常で感じたことを忘れないように…✏️
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#働き方改革

「このままでいいの?」と悩む若手医師へ 今すぐ始める自分らしいキャリアの探し方

「このままでいいの?」と悩む若手医師へ 今すぐ始める自分らしいキャリアの探し方

 一度専門医試験を受けるくらいの年次、つまり医師5~6年目になったら、自分の人生をあらためて見つめ直す時間を確保したほうがいい。

これは、多くの先輩医師と関わってきた経験から得た個人的な見解である。

 臨床や教育、研究、副業など、医師が選べる道はさまざまだが、その判断の土台となるのは「自分自身の意志」だ。そして、自分ひとりでは思いつかないような先輩たちの多様なキャリアが、大きなヒントを与えてく

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【お客様となった研修医】医師の働き方改革で現場の教育はどうなっているのか

【お客様となった研修医】医師の働き方改革で現場の教育はどうなっているのか

「やってきましたよ、今年のお客様が。」

 医療ドラマ『まどか26歳、研修医やってます!』は、“研修医=お客様”という構図で展開されている作品である。
令和の働き方改革の潮流を背景に、新しい病院の運営スタイルがまざまざと描かれている。
ドラマの中では、研修医は「9時から17時までの定時勤務」や「差し入れにお菓子をもらえる」といった特別待遇を受けていたのが印象的だった。

 自分は現在、救急医と整形

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救急科専攻医として働き始め3か月経って感じたこと

救急科専攻医として働き始め3か月経って感じたこと

 この7月で、研修医終了後の救急科専攻医として勤務し始めて3か月が経ちました。研修医時代と比較して、毎日が本当に濃厚であっという間に過ぎた3か月だったように思います。

現実は医学生・研修医の時に思い描いていた、専攻医としての勤務とは大きく異なるものでした。

この期間で感じたことを素直に、思いのままに、記事にまとめていきたいと思います。特に、医学生・研修医だった過去の自分へのアドバイスを中心に書

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