マガジンのカバー画像

コミチは100年愛されるマンガづくりに貢献したい

24
コミチは100年愛されるマンガづくりに貢献したいと考えています。
運営しているクリエイター

記事一覧

新作マンガをIPに育てたい

「拷問バイトくんのエプロンがあったら、絶対買います!」 きっかけは、ヤングアニマルWeb担当者の一声でした。本日(2024年10月28日)、コミチが初めてグッズを販売します! 次見やをら先生の『拷問バイトくんの日常』をご存じでしょうか? ヤングアニマルWebなどで連載中の作品でSNSでも話題となり、「次にくるマンガ大賞 2023」webマンガ6位に入賞した期待の新作です。 業務はブラック、労働環境はホワイトな合法拷問企業「スピリタス」で働く優しい(?)先輩たちと勉強熱心

米国で『地縛少年花子くん』はなぜ売れる?──グローバル化するマンガの可能性

前回のnoteは、ニッチなテーマでしたが「読んだよ」とたくさんの反響をいただきました。ありがとうございます! しかしながら、私のなかで1つだけ引っかかったことがあります。 なぜ米国で『地縛少年花子くん』が突出して売れたのか?についてです。 アニメの大ヒットに、その原因を探しましたが、どうもそれだけの理由ではない。調べてみると、米国マンガ市場の意外な特徴が見えてきました。今回は、それをnoteに書こうと思います。 伊藤潤二ワールドが米国を席巻する理由前回のnote「米国

米国のマンガ市場が急拡大している件

JETRO(日本貿易振興機構)が公開したレポートで、米国のマンガ市場が大きく伸びていることを知りました。 米国マンガ市場はYoY(前年度比)23.2%と高い成長率となっており、2030年には38.87億ドル(約6115億円)の市場規模となる見込みです。 私はマンガSaaS事業を展開するコミチのCEOを務めていますが、最近になり米国など世界での展開を考え始めたところです。米国のマンガ市場を調べてみたところ、売れているマンガの傾向などがとても面白かったのでnoteにまとめてみ

任天堂とIPビジネス

IPビジネスに注目が集まっており、マンガSaaS事業を展開するコミチCEOとしても「IP(知的財産)」について考える機会が増えています。今回のnoteは、その原点をグローバル企業の「任天堂」に学びたいと思い、いろいろと調べました。 IPビジネスにとって大きなきっかけになりそうなのが、先日に政府が発表した「新たなクールジャパン(CJ)戦略」です。(太字は筆者、以下引用内は同) 「50兆円以上の経済効果を生み出す」というのは、かなりインパクトのある数字です。 すぐに想起され

なぜコンテンツは短くなるのか?──SNSが変える「ヒット作品の法則」

「ドカ食いダイスキ! もちづきさん」(ヤングアニマルZERO&Web)をご存じでしょうか。X(旧Twitter)で日本のトレンド1位になったマンガです。 コミチは白泉社「ヤングアニマルZERO&Web」運営のお手伝いをしていますが、「ドカ食いダイスキ! もちづきさん」のトレンド入りにはとても驚きました。何よりも、まだ第3話までしか配信されていません(2024年6月20日時点)。 なぜ話題になったのか。読んだ方々のコメントを見ながら思ったのは、XというSNSとの相性の良さで

マンガ雑誌の危機的状況に、コミチができること

コミックの市場規模は伸び続けています。電子コミックが伸びる一方で、マンガ雑誌(紙コミック誌)は急激に市場が縮小しています。 『週刊少年ジャンプ』が過去最高発行部数の653万部に到達したのは1995年のことでした。あれから30年弱、マンガ雑誌は85%減の売り上げに落ち込んでいます。 電子コミックのおかげで、売り上げ全体が伸びているのだから問題ない……とは限りません。マンガ雑誌の落ち込みは、マンガ産業の全体に影響を及ぼす危機的状況に感じます。 今回のnoteは、マンガ雑誌が

「マンガ単行本」がグッズ化する未来

コミックの市場規模は伸び続けています。特に、電子コミックの伸びはめざましいものがあります。 もともとマンガの単行本は巻数が多く、紙の本だとかさばり本棚がすぐに満杯になるので電子の利便性が高い、ということがあります。 一方で、紙の単行本(紙コミック)は減少を続けています。 特に厳しさを感じるのが、コミックス新刊の点数です。30年前(1993年)は年間で5千点ちょっとだったものが現在(2023年)は1万4千点を超え、3倍弱まで膨らんでいます。つまり、販売金額は横ばいでも、単

なぜ今、ファンダムなのか?

「ファンダム(Fandom)」について書いてみたくなりました。 なぜ今、ファンダムが重要なのか? 考えるきっかけになったのは、日本のエンタメが最近、すごいことになっていることです。 日本のエンタメがすごいことになっているたとえるなら、米メジャーリーグで大活躍する、唯一無二「二刀流」という武器で、世界の舞台で勝負する大谷翔平選手。 映画では、「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の世界興行収入が12億8800万ドル(約1790億円)に達し、アニメ作品で歴代2位となり

2024年、ウェブトゥーンの勝算

日本では2022-23年が「ウェブトゥーン元年」と言われます。 縦スクロールでオールカラーのスマートフォンに特化した「ウェブトゥーン(WEBTOON)」は、マンガ文化の歴史が長い日本人にとっても”見た目”に新しく、ビジネス系メディアなどを中心にたびたび特集されました。 「ピッコマ」「LINEマンガ」などマンガアプリが次々とウェブトゥーン作品を登場させ、「『俺だけレベルアップな件』(ピッコマ)が1ヶ月で1億円を売り上げた」など大きな話題になりました。 スマホゲームの「基本

ウェブトゥーン業界カオスマップ2023年6月更新版

はじめにこんにちは、コミチ代表のマンディ萬田です。 毎度おなじみ、ウェブトゥーン業界カオスマップの6月版を更新しました。 過去のカオスマップ 過去に公開したウェブトゥーン業界カオスマップは以下の4つです。 【2022年1月版ウェブトゥーン業界カオスマップ】 【2022年3月版ウェブトゥーン業界カオスマップ】 【2022年7月版ウェブトゥーン業界カオスマップ】 【2022年10月版ウェブトゥーン業界カオスマップ】 【2023年2月版ウェブトゥーン業界カオスマップ】 ウ

【マンガ家向け】マンガ投稿サイトを比較してみた。

はじめにほとんどの皆さん、はじめまして。 コミチ代表のマンディです。 コミチは4年半ほどマンガ投稿サイトを運営しているのですが、 改めて日本にある各マンガ投稿サイトの位置づけを比較してみました。 マンガ家の皆さんの参考になれば幸いです。 マンガ家の収入源ってどんなのがある?まず、マンガ家の収入源は、大きく下記の4つがあると思います。 ①商業誌・アプリデビューを目指す(マンガ賞→原稿料+印税) まず一番最初に考えるのが商業誌・アプリデビューだと思います。 そのために、マ

ウェブトゥーン業界カオスマップ2022年7月更新版

はじめに こんにちは、コミチ代表のマンディ萬田です。  前回、かなりの反響を頂きましたウェブトゥーン業界カオスマップなのですが、7月版更新しました。 2021年版1月版ウェブトゥーン業界カオスマップ 2021年版3月版ウェブトゥーン業界カオスマップ 日本のウェブトゥーン業界が丸わかりなので、ぜひ読んでみてください。 ウェブトゥーン業界カオスマップこちらが「ウェブトゥーン業界カオスマップ2022年7月版」になります。 かなりの反響がありましたで、自社サイトにウェブト

Z世代とプレWeb3.0時代のマンガ消費

はじめにこんにちは、マンガSaaS・コミチ代表のマンディです。 ゴールデンウィークは皆様いかがお過ごしでしたでしょうか? 僕は仕事をそこそこに、Z世代についての本(文末の参考文献参照)をいくつか読みまして、そこからweb3時代に向けてマンガ消費ってどうなるのか?について考えてました。 今回は、今後のマンガ消費に関する僕の仮説を紹介させてください。 Z世代とは?皆さんはZ世代のことをご存知でしょうか? Z世代とは、1997〜2012年生まれ(2022年時点で10歳〜25歳

ウェブトゥーンスタジオ必見!コミチの共同制作機能とは?

はじめにこんにちは、マンガサービス・コミチ代表のマンディです。 先日のウェブトゥーン・カオスマップは、おかげさまでツイッター上やnoteのオススメにも取り上げて話題にしていただきました。ありがとうございます!! 今回は、ウェブトゥーンスタジオにこそ使ってほしい! 無料で使えるコミチの共同制作機能についてご紹介させていただきます。 コミチの設計思想コミチの設計思想は、「D2C(直接販売)」と「共創」です。 2018年3月に創業して、4年以上ずっと変わっていません。 D2