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モヤモヤしたイライラした仕事帰りに聴きたい三曲

私は歌が好きだ。
音楽も好きである。

暇さえあれば歌い
仕事場では即興替え歌を作っては歌い
運転中もCDは欠かせないものである。

 
ライブに行くことが大好きで 
カラオケに行くことも大好きで
自宅にあるアルバムは300枚以上である。

 
今はCDで音楽を聴く人は少なくなり
ダウンロードどころか
サブスクが主流になりつつあるのかもしれないが
私は昭和世代なせいか
今でもCDでよく音楽を聴く。

スマホでも曲を聴くが
運転中は基本的にはアルバムを聴く。

 
 
社会人になり
私は車通勤をしている。

職場までは片道30分以上であり
一枚のアルバムで50分前後なので
行き帰りに音楽を十分に堪能できる。

 
私はその日の気持ちや気分に合わせてアルバムを変えた。

大切な仕事がある日は自分を奮い立たせるような曲やアルバムを選んだし
疲れている時は優しい曲調を好んだ。
仕事が上手くいった日は明るい前向きなメッセージ性の曲が聴きたい。

仕事帰りのデートが楽しみな時は恋愛ソングを聴いたりもする。

 
 
音楽や歌はいつだって私の気持ちに寄り添ってくれる。
正直嬉しい時や満たされた時よりも
辛い時の方が心により染みるとも言える。
 

仕事とは理不尽なことの連続である。
思い通りにいかないことも多い。

仕事中は本音を隠したり
作り笑いをしてやり過ごしても 
心にモヤモヤは残るし
たまにやり合っても
モヤモヤした気持ちはやっぱり残る。

そんな日の帰りは苛々するし
次の日に仕事に行くのもまた勇気がいる。

 
そんな気分の時
私が車の中でよくエンドレスで聴き
熱唱し
仕事に立ち向かう力をもらう曲が三曲ある。


①不完全燃焼…………石川智晶

 
石川智晶さんと言えば「アンインストール」が有名だし
名曲中の名曲であるが
仕事で理不尽さにモヤモヤしている時に聴きたいのは「不完全燃焼」である。

曲名からしてズバリ気持ちをドンピシャに表している。

 
PVでは曲始まりまでに間があるが
実際は曲開始すぐから「不完全燃焼なんだろ?」と石川さんが歌い出す。

それはまるで私の気持ちの代弁のようであり
共感しつつ
私を奮い立たせてくれる。

 
メッセージ性も素晴らしいが
メロディがまた中毒性があり
まさに不完全燃焼な自分について色々思う時
この歌が脳裏に流れる。
透き通った歌声でありながら
不甲斐ない自分にガツンとパンチしてくるような力強さに
何度も助けられる。

  
「厄介者」と呼ばれたらむしろ褒め言葉より最大のディフェンスだ

 
サビの出だしの「不完全燃焼なんだろ?そうなんだろ?」のインパクトも強いが
二番サビラストの歌詞のこちらも非常に印象的だ。

一度聴いたら頭から離れない。

 
周りと足並みを揃えられなくとも
自分の気持ちや自分を大切にしようと思わされる。

 
なお
石川智晶さんの歌は生きることに対して特化したメッセージソングが多い為
生き方や自分らしさや命について歌う曲を聴きたいなら
石川智晶さんを私は推したい。

 
 
 
②ANGRY  BIRD…………ポルノグラフィティ

 
ポルノグラフィティといったら「サウダージ」や「アゲハ蝶」といったラテン調の曲が有名かもしれないが
個人的にモヤモヤしている時にオススメなのが
こちらの「ANGRY  BIRD」である。

 
アルバム一曲目からガツンと脳裏と心を揺さぶるこの曲が
何故シングルカットではないか解せない。

 
車内で「ANGRY BIRD」を大音量で聴き
朝から熱唱していたり
ヒトカラで熱唱している人がいたら
私の確立が非常に高い。

この曲を大音量で聴き
熱唱すると
もれなくスカッとする。

ストレス解消ソングと言うか
モヤモヤを昇華してくれる歌だと思っている。

 
最初ペポペポ鳴っていたかと思ったら
「塗り潰された7DAYS」と昭仁さんが歌い出し
一気に世界観が変わるところが面白い。

 
サビのこの部分に注目だ。

幻滅のFASH  IN  THE  EYES  GOT  YOU  “ANGRY  BIRD”

 
昭仁さんの歌の表現力がかっこ良すぎて
聴いていて心地良い刺激だ。

 
この「ANGRY  BIRD」が気になった人は
収録アルバムの「RHINOCEROS」もオススメする。

個人的にこのアルバムは大好きで
「ANGRY  BIRD」からラストの「ミステーロ」まで飽きることなく聴ける
完成度の高いアルバムだと思っている。 

Amazonレビューでもこの通り高評価で
ファンとしては嬉しさしかない。

 
 
 
③8823…………スピッツ
 

(こちらの動画はスピッツファンの方のギターコピ動画だが、後ろに流れているのはライブ版8823である) 

 
スピッツのライブ定番曲である「8823(ハヤブサ)」
街中で8823ナンバーの車を見掛けたら
十中八九スピッツファンである。
車が青色だったら尚スピッツ熱が高いとみなしてよい(スピッツは「青い車」という歌も歌っている)。

シングル曲ではないが
完成度の高さから何故シングルではないか不思議で仕方ない。
前奏から神である。

 
スピッツというと「ロビンソン」や「チェリー」が有名であり
スピッツ=優しく癒やしの音楽と勘違いされがちだが
もともとスピッツはパンクバンドを目指していたグループであり
ロックバンドなのである。

特にカップリング曲やアルバム曲ほどロック色が濃い。

この「8823」が収録されているアルバム「ハヤブサ」は特にロック色が強いので
スピッツの代表シングル曲しか聴いたことがない人は
印象がガラリと変わるだろう。

ロックでかっこいいスピッツを是非聴いてほしい。
テッちゃんのギターがかっこよすぎてとろける。

 
サビの歌詞では

誰よりも速く駆け抜け LOVEと絶望の果てに

という歌詞もいいのだが
個人的に大好きなのは「クズと呼ばれても笑う」というフレーズである。

 
①の「不完全燃焼」にも通ずるが
周りから厄介者扱いされようが
クズ呼ばわりされようが

この歌の主人公は笑うのだ。
現実に立ち向かうのだ。

 
 
社会人は戦士だと思っている。

昔「24時間戦えますか?」というキャッチコピーのCMがあったが
24時間戦うことは大人になっても年を重ねても難しい。

だが
社会人という存在は
それでも日々現実と戦うことが多い存在だ。

 
仕事の行き帰りに音楽を聴く。

弱い自分を奮い立たせるように
歌を聴き
歌を歌う。

歌は私の心に寄り添ってくれる
貴重な存在である。

 
私は今日も仕事に行く。

どんな一日になるかは分からないけれど
車に乗り
音楽が車内に流れたら
社会人スイッチが押され
仕事モードに切り替わる。

  
さて、今日もいってきます。


 

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