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続・目的もなく写真を撮った日

少し前になるのだが、写真を撮る際のわたしのスタンスについて書いた。

当初海外旅行に行っても風景ばかり撮っていたのだが、ここ数年は人がいる風景を撮ることが多くなった。それはもちろんあえて被写体となる人に近づいてその場でお願いすることもあるし、スナップ写真のように何の断りもなく写真を撮ることもある。

そうすることで、不思議と初めて行った国でも、つながりを持つことができるような気がするから。旅を観光で終わらせないためにも、わたしは現地の人とのつながりや記憶というのはとても大切だと思う。逆にそれがなければ、わたしからしたら旅は陳腐化してしまう。

ベトナムのホーチミンでぶらぶらカメラ片手に歩いていたところ、他の人とは服装が違ったのでちょっと声をかけてみた。どうやら左の女の人はこれから結婚式に向かう途中らしい。上に花輪?のようなものをつけているのがとても可愛らしい。

日本だと、花嫁よりも目立ってはいけない、という暗黙のルールがあるが、右側の人は花嫁・友人であるにもかかわらずかなり存在感があるのが面白い。

ベトナムのホーチミン。都心から少し離れた小さなまち。道端で姿を見かけて、写真を撮ってもいいですか?と声をかけたところ、ちょっと場所変えても良いですか、と言われてたどり着いたのが彼女が働いているお店。

せっかくだからわたしのお店もついでに宣伝して行ってください!と言われたものの、これで果たして宣伝になっているのかどうか。少しはに噛んだような笑顔が印象的だった。

確かフィリピンのマニラ郊外にある湖に行く途中で出会った夫婦。二人に話しかけたら気さくに話をしてくれて、日本はどんな国なのか興味津々に聞いてきてくれたのが印象的。それにしても、二人の間に微妙な距離感があるのがちょっと気になる。(でも話をしているときには、普通に仲が良さそうだった)

同じくフィリピンのマニラ。これは完全に出会い頭のスナップ写真である。

フィルム写真で、かつパッとみたときに反射的に撮ったものだからだいぶボケているのが残念なところだけど。。。何がそんなに気になったのだろう。お父さんが、やたらぶっきら棒にシャボン玉を飛ばしている感じが面白かったのかな。そして子供の方も、そんなに面白くなさそうである。お母さんを待っているのかな?

この子供はお腹が減ってきたのでちょっと機嫌が悪くなっているんだ、きっと。

これまたフィリピンのマニラ。

色彩豊かに果物を並べていて、これ完全にインスタ映え狙っているじゃないですか!とちょっと面白くなったワンシーン。きっちりリンゴやらオレンジやら納まっていて美しい。二人は親子だったのかな?

撮っていいか聞いたら、面白がってすぐさまオッケーしてくれた。その後せっかくだから果物買って行けや!と言われて、確かリンゴかココナッツを買った気がする。二人の対照的な雰囲気がわりとツボ。(体格とかね)

このコロナ禍の影響もあって、過去の写真を見直してみている。そうすると、あのときこうだったなーとかこれってどういうことだったんだろう?とか色々思い出してくる。やっぱり写真見ると、旅がしたくなってくるなあ。

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だいふくだるま
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