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ダイドウジボードの本棚。

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本が好きな人へ。ダイドウジボードの読書感想。 本を読むたび更新します。
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記事一覧

坂本貴志『ほんとうの日本経済』の要約&感想レビュー

すでに購入した人に、こんなことを言っても意味ないのだが、本書を「電子書籍」で買うか、「紙…

パンチラインで攻める作品――朝井リョウ『正欲』の感想

朝井リョウ『正欲』を読み終えた。 表紙の帯に、“読む前の自分には戻れない――”とあったが…

仕事の反対語は?――休日が仕事の疲れを休めるためのものになっていないか

木暮 太一 著 『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』を読んだ。 10年以上前の本…

宇佐見りん『推し、燃ゆ』の感想――一つの経験に対する“深さ”が表現力を養う

宇佐美りん 著 『推し、燃ゆ』 読みました。今更ですが。 少しだけ感想を。 どんな本を読ん…

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『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』の要約と感想です。

三宅 香帆 著 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を読んだので、本書の要約と感想を残…

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就職面接で人の本質がわかるわけがない――『六人の嘘つきな大学生』の感想・レビュー

浅倉秋成 著 『六人の嘘つきな大学生』 どこの書店でも平積みされている、色々な賞も獲得して…

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定年後の仕事を定年前に考える――『ほんとうの定年後』の感想・レビュー

坂本貴志 『ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う 』 を読みました いやぁ、いい本でした。良書。 “人生100年時代” “生涯現役時代” “労働供給制約時代” “少子高齢化” このへんがキーワードとなっているのですが、 本書の内容を自分なりにまとめ、思ったことをちょっとのせておきます。 ■ “小さな仕事”が日本社会を救う 本書の内容を、簡潔にまとめると、以下。 定年後も働かないとやっていけないよ。 とはいっても、年金にプラス5~10万くらいの月収

“感謝”して1日を終える――『整える習慣』の感想・レビュー

小林弘幸『整える習慣』を読んだ。 「自律神経を整えよう」 「実力アップではなく、実力を出…

“イヤミス”は一過性のブームか?――芦沢央『罪の余白』の感想・レビュー

芦沢央『罪の余白』を読んだ。 芦沢央の作品は、これまで『許されようとは思いません』、『悪…

言葉は知らないうちにナイフになる――湊かなえ『望郷』の感想・レビュー

湊かなえ『望郷』を読み終えました。 “嫌な気持ちにもなるが、泣けることもある” そんな一…

日常こそすべて──小説家・庄野潤三の魅力

昨年、2023年、色々と小説を読みましたが、 「この作家さんの本を読めて心からよかったな」と…

『ファスト教養』を読んで〜新NISAブームとの親和性〜

『ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち』(レジー著)を読んで 『映画を早送りで観る人たち…